HP OpenVMS Systems Documentation |
| 前へ | 次へ | 目次 | 索引 |
ディスマウントする前にボリュームに許可されていたキャッシング量によっては,再作成動作にかなりの時間がかかる可能性があります。 0 を指定すると,ディスクが直ちにアクティブに戻ります。 0 を設定すれば,DCL の SET VOLUME/REBUILD コマンドで随時ディスクを再作成することができます。
| ビット | ACP クラス |
|---|---|
| 0 | MOUNT/SYSTEM でマウントしたディスク |
| 1 | MOUNT/GROUP でマウントしたディスク |
| 2 | プライベート・ディスク |
| 3 | 磁気テープ ACP |
ビットの値が 1 である場合,該当する ACP クラスをスワップできます。 10 進値 15 (16 進値 F - すべてのビットが ON) は,すべてのクラスの ACP のスワップを許可します。10 進値 14 は,/SYSTEM 修飾子を指定してマウントしたボリュームの ACP のスワップを禁止しますが,他の ACP のスワップは許可した状態のままとします。ディスク ACP が存在するのは,マウント時に指定した場合または Files-11 オン・ディスク構造レベル 1 ディスクがマウントされている場合だけです。通常,ファイル ACP は存在しないので,意味を持つのはビット 3 だけです。
値が小さすぎると XQP 入出力動作が過剰となり,値が大きすぎると FCB キャッシュが物理メモリを消費しすぎます。
このシステム・パラメータは,ファイル・ヘッダへのデファード書き込みを要求できる,PATHWORKS などのアプリケーションのみに影響を与えます。デファード書き込み機能は Files-11 ODS--1 ボリュームでは利用できません。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
バージョン 7.3-1 のシステムでは,すべて, ARB_SUPPORT パラメータを 3 (省略時の値) に設定するようにしてください。 ARB に依存しているすべての製品,および,それに関連する構造が新しい環境に合わせて変更されていない場合には, ARB_SUPPORT パラメータを変更しないでください。 |
次の表は ARB_SUPPORT パラメータを説明しています。
| ARB_SUPPORT パラメータ | 値 | 動作 |
|---|---|---|
| ISS$C_ARB_NONE | 0 | 現在では使用していないカーネル・データ・セルがシステムに維持されない。プロセス生成時にフィールドはゼロに初期化される (あるいは有効でないポインタに設定される)。 |
| ISS$C_ARB_CLEAR | 1 | コードが後方互換性値を設定する時,現在では使用していないカーネル・データ・セルがクリアされる (あるいは有効でないポインタに設定される)。 |
| ISS$C_ARB_READ_ONLY | 2 | 現在では使用していないセルは, $PERSONA_ASSUME が発行されたときに現在の PSB に格納される,対応するセキュリティ情報によって更新される。 |
| ISS$C_ARB_FULL | 3 (省略時の値) | セキュリティ関連の操作が行われると,データは使用されなくなったセルから現在アクティブな PSB に移動される。 |
AUTO_DLIGHT_SAV を 1 に設定すると,OpenVMS は,夏時間に関する変更を自動的に行います。
Alpha システムと I64 システムでは,ワーキング・セットの自動調整におけるワーキング・セットの最小ページレット数を設定します。
メモリを大量に使用するプロセスを多数使用するアプリケーション構成では,値を減らすと有効な場合があります。値は 4 まで減らすことができます。
AWSTIME の満了はクォンタムの終了時にだけチェックされます。この値を小さくし,QUANTUM の値を小さくしないと,AWSTIME の値は QUANTUM の値に等しく設定されます。
DCL の SHOW MEMORY コマンドまたは MONITOR ユーティリティのMONITOR PROCESSES コマンドを実行してアクティブ・システムを監視することにより,メモリに常駐している最大ワーキング・セット数を調べることができます。最大ワーキング・セット数が BALSETCNT よりはるかに小さい場合,このパラメータ値を小さくすることができます。すべてのバランス・セット・スロットが使用されている場合は,このパラメータ値を上げます。
MAXPROCESSCNT より 2 小さい値を超える値は, BALSETCNT に絶対に設定しないようにします。物理メモリにかなりの制約があるシステムでは,さらに小さい値を設定した方がよい場合もあります。ただし,MAXPROCESSCNT とほぼ同じ数のプロセスを実行するシステムの場合, BALSETCNT を下げるとスワッピングが発生し,システムの性能に影響を及ぼす恐れがあります。
BALSETCNT は,メモリに常駐するプロセスの数の厳密な設定ではなくなりました。スワッパは,常駐プロセスの数を BALSETCNT まで下げようとします。ただし,アクティブなプロセスとスワッピングが無効にされたプロセスの合計が BALSETCNT を超えた場合は,スワッパは BALSETCNT の設定に合わせるためだけにプロセスをメモリから追い出すことはありません。
VAX システムでは,仮想バランス・スロット (VBS) は BALSETCNT と MAXPROCESSCNT の値に影響する可能性があります。
空きページ・リストに充分なメモリがあるシステムにおいて,ワーキング・セット・クォータ WSQUOTA で設定されている値を超え,ワーキング・セット・クォータ超過値 WSEXTENT までプロセスが成長できるようにします。このワーキング・セット自動調整は, WSINC,PFRATH,AWSTIME のパラメータ値にも依存します。
ワーキング・セットが成長することにより,重度のページ・フォルトが緩和されます。この成長を活用するには,ユーザの WSEXTENT 特権管理クォータに WSQUOTA 値より大きい数値を設定する必要があります。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
このパラメータは,通常は OFF (0) に設定します。ON (1) に設定するのは,エグゼクティブをデバッグする場合だけです。
SYSTEM_CHECK パラメータを 1 に設定すると, BUGCHECKFATAL を ON (1) に設定する効果があります。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
SHOW CLUSTERコマンドが,VMS$VAXcluster接続に関して,クレジット・ウェイトの大きな値を表示する場合は,他のノード上のCLUSTER_CREDITSの値を増やすことを検討してください。ただし,大規模なクラスタ構成では,この値を不要に大きな値に設定すると,大量の非ページ・プールが消費されます。個々の受信バッファのサイズはSCSMAXMSGバイト以上ですが,下位のトランスポートによっては,これよりもずっと大きい場合があります。
クラスタのすべてのノードで,CLUSTER_CREDITSとして同じ値を使用する必要はありません。
省略時の値は現在 32 です。システムで利用できるメモリが非常に制限されている場合を除き,これらの値を増やさないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
CPU_POWER_MGMT に値 1 を設定するとオン (デフォルト) となり,値 0 を設定するとオフとなります。 CPU_POWER_THRSH パラメータの値を超えて I64 プロセッサがアイドルの場合に,オペレーティング・システムは I64 プロセッサを低電力モードにします。 OpenVMS I64 がこの処理を行うのは,CPU_POWER_MGMT がオンの場合だけです。割り込みを受けると,CPU は通常の電力モードに戻ります。
短い時間で応答することが必要なリアルタイム処理をサポートするシステムでは,この機能をオフにすることをお勧めします。この機能を使用すると,性能が若干低下することがあります。
詳細は,『Intel IA-64 Architecture Software Developer's Manual, Volume 2: IA-64 System Architecture』を参照してください。
CPU_POWER_MGMT パラメータの説明も参照してください。
VAX システムでは,CRD_CONTROL は,以前のリリースにあった CRDENABLE の機能を提供します。Alpha システムと I64 システムでは,CRD_CONTROL は, CRDENABLE によって定義された機能を拡張するために使用できます。
CRD_CONTROL は,訂正された読み込みデータ (CRD) ソフト・エラー制御フラグのためのビット・マスクです。これらのフラグは CRDERROR ルーチンの使用を制御します。
VAX システムでは,次のビットが定義されています。
| ビット | 説明 |
|---|---|
| 0 | すべてのシステムに対して CRD 処理を有効にする。 |
| 1 | CRD が発生したメモリ・ロケーションのスクラブ (再書き込み) を有効にする。 |
| 2 | CRD エラーが繰り返し発生するページのページ置換を有効にする。 |
| 3 | すべてのメモリ・ページを強制的に PFN データベースに格納する。512M バイト以上のメモリを装備したシステムでは,省略時の設定により,すべてのメモリが PFN データベースによってマップされる。このビットを使用すると,512M バイト未満のメモリを装備したシステムで,このマッピングを発生できる。 |
省略時の値は VAX システム,Alpha システム,I64 システムで異なります。 VAX システムでは,省略時の値は 7 であり,CRD 処理,スクラブ,ページ置換が有効に設定されています。
Alpha システムと I64 システムでは,次のビットが定義されています。
| ビット | 説明 |
|---|---|
| 0 | すべてのシステムに対して CRD 処理を有効にする。 |
| 1 | CRD が発生したメモリ・ロケーションのスクラブ (再書き込み) を有効にする。 |
| 2 | CRD エラーが繰り返し発生するページのページ置換を有効にする。 |
| 3 | すべてのメモリ・ページを強制的に PFN データベースに格納する。512M バイト以上のメモリを装備したシステムでは,省略時の設定により,すべてのメモリが PFN データベースによってマップされる。このビットを使用すると,512M バイト未満のメモリを装備したシステムで,このマッピングを発生できる。 |
| 4 | 可能な場合には,拡張 CRD の取り扱いを有効にする。 |
| 5 | ドライバのロードと,サーバ管理イベントの取り扱いための処理を有効にする。要求されるハードウェアとファームウェアのサポートが可能な場合,通常,プラットフォーム固有のコードがこのビットを設定する。 |
| 6 | CRD スロットリングを無効にする。 |
| 7 | SEL (System Event Log) ポーリングを無効にする。 |
| 16-31 | プラットフォーム固有のエラー処理制御のために予約されている。 |
Alpha システムと I64 システムでは,省略時の設定は 22 であり,スクラブ,ページ置換,拡張 CRD の取り扱いが有効に設定されています。
OpenVMS バージョン 7.2 から,CRD_CONTROL が CRDENABLE の機能を拡張できるようになりました (CRD_CONTROL を参照)。
| 前へ | 次へ | 目次 | 索引 |