パスワードの変更には,次のコマンドを使います。
$ SET PASSWORD
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パスワードの最小文字数は,システム管理者によって決められており,通常は 6 〜 8 文字程度です。また,最大文字数は 31 文字です。英数字,ドル記号 ($),アンダースコア (_) を使うことができます。英字を使用する場合には,大文字と小文字は区別しません。
パスワードには,有効期間があります。有効期間の設定は,システム管理者が行います。有効期間内であれば,いつでもパスワードの変更を行うことができます。有効期間を過ぎると,日本語 OpenVMS が自動的にパスワードの変更を促し,変更しなければログインできなくなります。
パスワードを変更する時期には,次の 3 つの場合があります。
| 初めて日本語 OpenVMS にログインした場合 |
| ユーザが必要に応じて変更する場合 |
| 日本語 OpenVMS が変更を促す場合 |
初めて日本語 OpenVMS にログインしたときは,次のように表示されます。
Username: YAMADA
Password:
Your password has expired; you must set a new password to log in
New password:
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この場合,すぐに新しいパスワードの設定を行わなければなりません。次のようにします。
New password:
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Verification:
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$
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ユーザが必要に応じてパスワード変更する場合
パスワードの有効期間内に,ユーザが必要に応じて変更するには,次のようにします。
$ SET PASSWORD
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Old password:
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New password:
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Verification:
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$
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パスワードの有効期間が過ぎると,ログインしたときに日本語 OpenVMS が自動的にパスワードの変更を促します。次のようなメッセージが表示されます。
Your password has expired; you must set a new password to log in
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Username: YAMADA
Password:
Last interactive login on Wednesday, 16-FEB-2002 10:15
Your password has expired; you must set a new password to log in
New password:
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パスワードを変更するには,次のようにします。
New password:
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Verification:
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$
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パスワードと機密保護
パスワードは,ユーザ名ごとに設定します。ユーザ名とパスワードを対にして使用することにより,使用を許可されていない人がコンピュータを不正に使用することを防ぐことができます。日本語 OpenVMS では,パスワードは機密保護のため入力してもディスプレイに表示されません。
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機密保護のため,次の事項を守ってください。
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