HP OpenVMS Systems Documentation |
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省略時の値は 7 であり,既存の DECwindows Motif の動作との互換性を維持します。値が 0 の場合には,評価されていない構成はすべて禁止されます。
次のいずれかの値を指定します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| 0 | シャドウイングを許可しない。 SHDRIVER はロードされない。省略時の値。 |
| 2 | ホスト・ベースのボリューム・シャドウイングを許可する。 SHDRIVER がロードされる。ホスト・ベースのボリューム・シャドウイングでは,スタンドアロン・システムまたは OpenVMS Cluster システムに置かれているすべてのディスクのシャドウイングが行われる。 |
リセットしきい値は, SET SHADOW コマンドの /POLICY 修飾子内の RESET_THRESHOLD キーワードで指定します。
比較を行ったときに,変更ブロック・カウンタがリセットしきい値を少しだけ超えている場合と大きく超えている場合があります。この違いは,ボリュームへの書き込み動作の状況と,このパラメータの設定値によって発生します。
シャドウィング対象ノードそれぞれのニーズを慎重に考慮したうえで,このパラメータを設定してください。値が大きすぎる場合,多くのコピー・スレッドが並列に動作するため,性能が劣化する恐れがあります。値が小さすぎる場合,システムが効率的に処理できるスレッド数が必要以上に制約されます。
ボリューム・シャドウィングのシステム・パラメータ設定方法の詳細については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
この省略時の値は十分注意して検討してください。設定は,システムに置くことを計画しているシャドウ・セットの数 以上にする必要があります。 SHADOW_MAX_UNIT で指定されている数より多くのシャドウ・セットをマウントしようとすると, MOUNT コマンドは失敗します。ディスマウントされたシャドウ・セット,未使用のシャドウ・セット,書き込みビットマップが割り当てられていないシャドウ・セットは, SHADOW_MAX_UNIT の数に含まれます。 |
Alpha システムおよび I64 システムでは,このシステム・パラメータの省略時の値は 500 であり, 24 KB のメイン・メモリを消費します。 OpenVMS VAX システムでは,省略時の値は 100 であり, 5 KB のメイン・メモリを消費します。
Volume Shadowing for OpenVMS を使用する予定のない場合,設定を最低限の 10 (メイン・メモリの 480 バイトを消費) に変更できます。省略時の値を最低値に設定すると, OpenVMS Alpha システムや I64 システムでは 23.5 KB のメイン・メモリが解放され, VAX システムでは 4.5 KB のメイン・メモリが解放されます (このパラメータの最大値は 10,000 です)。
このシステム・パラメータは動的なパラメータではありません。つまり,設定を変更する際にはリブートが必要になります。
SHADOW_MBR_TMO パラメータは,Volume Shadowing for OpenVMS のフェーズ II に対してだけ使用できます。このパラメータをフェーズ I に対して使用することはできません。フェーズ I は現在はサポートされません。
1 〜 65,535 の 10 進値による秒数 (ワード) を指定します。この秒数が経過するまで,修復可能なシャドウ・セットの回復が試みられます。値を指定しない場合や 0 を指定した場合,省略時の値の 120 秒が使用されます。
SHADOW_MBR_TMO は動的パラメータであるため,永久的に値を変更するには, SYSGEN の WRITE CURRENT コマンドを実行してください。
SHADOW_PSM_RDLY を使用すると,システム管理者は,シャドウイング機能で増加する遅延を調整することができます。省略時の設定では,MSCP でサービスされる各シャドウ・セット・メンバに対する遅延は 30 秒となります。指定できる有効な遅延は,0 〜 65,535 秒です。
シャドウ・セットがシステムにマウントされているときには,SHADOW_PSM_RDLY の値が,そのシャドウ・セットのシャドウ・セット・メンバ復帰遅延の省略時の値として使用されます。既存のシャドウ・セットの SHADOW_PSM_RDLY を変更する方法については,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』の SET SHADOW/ /RECOVERY_OPTIONS=DELAY_PER_SERVED_MEMBER=n コマンドを参照してください。
SHADOW_REC_DLY パラメータの値は,システムにマウントされているシャドウ・セットに対する回復操作を行う前にシステムが待つ時間を示します。シャドウセットでマージ操作やコピー操作が必要な場合,そのシャドウ・セットは回復が必要と言われます。
SHADOW_REC_DLY を使用すると,OpenVMS Cluster のどのシステムが回復操作を行うかが予測しやすくなります。そのためには,回復操作を行わせたいシステムの SHADOW_REC_DLY の値を小さくし,回復操作を行わせたくないシステムの SHADOW_REC_DLY の値を大きくします。
SHADOW_REC_DLY の範囲は,20 〜 65535 秒です。省略時の値は,20 秒です。
マージ操作やコピー操作を行うシステムを制御する方法の詳細は『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。
システム管理者は,システムにマウントされたすべてのシャドウ・セットに対して使用されるサイト値を定義できるようになりました。このパラメータは,ディザスタ・トレラント・クラスタのシステム管理者が調整する任意の数値です。シャドウ・セットのサイト値に一致するサイト値を持つデバイスからの読み込みは,異なるサイト値を持つデバイスからの読み込みよりも優先されます。詳細については,『OpenVMS DCL ディクショナリ』と『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』の $SET DEVICE/SITE の記述を参照してください。
また,目的のシステム・ディスク・ユニット番号が DSA0 でない場合は, SHADOW_SYS_UNIT システム・パラメータを使用して,システム・ディスク・シャドウ・セットの仮想ユニット番号を指定する必要があります。
値に 4096 を設定すると,CI ベースのミニマージが有効になります。ただし,システム・ディスクに対するミニマージを有効にするためには,『OpenVMS システム管理者マニュアル』の説明に従って,システム・ディスクのダンプオフを行うように DUMPSTYLE パラメータを設定し, DOSD を有効にする必要があります。次に,既存の SHADOW_SYS_DISK の値に値 4096 を加えます。たとえば,SHADOW_SYS_DISK が値 1 に設定されている場合,ミニマージを有効にするには,これを 4097 に変更します。
このパラメータは,システム・ディスク・シャドウ・セットのメンバにのみ適用されます。特定のシステム・ディスク・シャドウ・セットを使用するすべてのノードでは,通常,このパラメータの値を同じにしておかなければなりません。
省略時の値は 120 秒です。すべてのメンバがシャドウ・セットに含まれるまで 120 秒よりも長くシステムを待機させたい場合は,このパラメータを大きい値に変更します。設定できる値は,120 〜 65,535 秒です。
省略時の値は 480 秒です。すべてのメンバがシャドウ・セットに含まれるまで 480 秒よりも長くシステムを待機させたい場合は,このパラメータを大きい値に変更します。設定できる値は,1 〜 65,535 秒です。
次の表でビット・マスクのビットを説明します。
| ビット | マスク | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 0 | 0 | 0 = | ローカル通信チャネルを作成してはならない。(SYSGEN の省略時の設定)。ローカル SCS 通信は主にテストで使用されてきたもので,通常の操作には必要がない。ローカル通信チャネルを作成しないことにより,使用資源とオーバヘッドを抑制できる。 |
| 1 = | ローカル通信チャネルを作成する。 | ||
| 1 | 2 | 0 = | Galaxyにブートする場合とクラスタ(SYSGEN の省略時の設定) にブートする場合の両方の場合に,SYS$PBDRIVER をロードする。 |
| 1 = | Galaxyにブートする場合に,SYS$PBDRIVER をロードする。 | ||
| 2 | 4 | 0 = | 最小コンソール出力(SYSGEN の省略時の設定) |
| 1 = | 全コンソール出力; SYS$PBDRIVER は,コンソール・メッセージが発生して通信チャネルに送られてきた時点で表示します。 | ||
追加ポートのロードによって,Galaxy インスタンス間のマルチパスが可能になります。Galaxy ソフトウェアの最初のリリースでは, SYS$PBDRIVER が Fast Path をサポートしないので,マルチ通信チャネルを持つことは長所にはなりません。 OpenVMS の将来のリリースでは, SYS$PBDRIVER への Fast Path のサポートが提供され,このときに,インスタンス間のマルチ通信チャネルが提供されるので,複数の CPU がスループットを向上させます。
デフォルトでは SMP_CPU_BITMAP のすべてのビットがオンになっています (CPU 0 〜 CPU 1023 でマルチプロセシングが有効)。なお,プライマリ・プロセッサは, CPU ビットマップ中の対応するビットのオン/オフにかかわらず,常にブートされます。
SYSBOOT または SYSGEN で SMP_CPU_BITMAP の値を変更するには,次の例のように,個別のビットのリストを指定するか,連続したビットのグループを指定します。
SYSGEN> SET SMP_CPU_BITMAP 0,5,17-21 |
この例のコマンドでは,ビットマップのビット 0,5,17,18,19,20, 21 がオンになり,その他のビットはすべてオフになります。
このパラメータは,SMP_CPUS パラメータを置き換えます。
省略時の値は,300 ミリ秒 (10 ミリ秒単位では,30) です。
タイムアウトすると,CPUSPINWAIT のバグチェックが実行されます。
省略時の値は,100000 (10 マイクロ秒単位では 100,000 で,1 秒) です。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
エグゼクティブ・イメージ
RMS イメージ
SYSMSG.EXE ファイル
マルチポート・メモリ構造
各 MASSBUS アダプタ
各 UNIBUS アダプタ
各 DR32 アダプタ
他の目的で必要となるシステム・ページ・テーブル・エントリの数は,自動的に計算されこのパラメータ値に加算されます。加算した結果がシステム・ページ・テーブルの実サイズです。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
| STARTUP 値 | 説明 |
|---|---|
| STARTUP_P1 | STARTUP_P1 が次のいずれかの値であるときに,システムから独立したスタートアップ・プロシージャを実行するシステム・ブートのタイプを指定する。
|
| STARTUP_P2 | STARTUP_P2 の値が次のいずれかである場合,システムから独立したスタートアップ・プロシージャ STARTUP.COM の実行時に,検証を行うかどうかを制御する。
STARTUP_P2 は次の一覧のうちいずれか 1 つの値にできる。
その他に,STARTUP_P2 は次の一覧に示す文字を 1 つ以上 含む文字列にもできる。
STARTUP_P2 の詳細については, SYSMAN コマンド STARTUP SET OPTIONS を参照してください。 |
| STARTUP_P3 | OpenVMS バージョン 7.2 以降, STARTUP_P3 が AGEN に設定された場合,システムはスタートアップ・シーケンスの最後に AUTOGEN を実行するようになった。 |
|
STARTUP_P4
〜 STARTUP_P8 |
将来使用するために確保されている。 |
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