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クラッシュ CPU のアクティブなレジスタ・セットを表示します。 CLUE REGISTER コマンドは,クラッシュ・ダンプの分析にのみ使用できます。
CLUE REGISTER [/CPU [cpu-id|ALL]
|/PROCESS [/ADDRESS=n|INDEX=n
|/IDENTIFICATION=n|プロセス名|ALL]]
ALL
/CPU とともに使用すると,システム内のすべての CPU に関する情報を要求します。 /PROCESS とともに使用すると,システムに存在するすべてのプロセスに関する情報を要求します。cpu-id
/CPU とともに使用し,情報を表示する CPU の番号を指定します。 cpu-id パラメータを使用すると, CLUE REGISTER コマンドは暗黙的に SET CPU コマンドを実行し,指定された CPU を以降の SDA コマンドでの現在の CPU とします。プロセス名
/PROCESS とともに使用し,情報を表示するプロセスの名前を指定します。 プロセス名 パラメータ,/ADDRESS 修飾子, /INDEX 修飾子,/IDENTIFICATION 修飾子のいずれかを使用すると, CLUE REGISTER コマンドは暗黙的に SET PROCESS コマンドを実行し,指定されたプロセスが以降の SDA コマンドでの現在のプロセスとなります。システム内のプロセスの名前を確認するには, SHOW SUMMARY コマンドを実行します。プロセス名 に含めることができるのは,最大 15 文字の英数字,アンダスコア (_),およびドル記号 ($) です。その他の文字が含まれている場合は, プロセス名を引用符 (" ") で囲む必要があります。
/ADDRESS=n
CLUE REGISTER/PROCESS とともに使用し,対象とするプロセスの PCB アドレスを指定します。/CPU [cpu-id|ALL]
CPU のレジスタを表示することを示します。 CPU を番号で指定するか,すべての CPU を示す ALL を指定します。/IDENTIFICATION=n
CLUE REGISTER/PROCESS とともに使用し,対象とするプロセスの識別番号を指定します/INDEX=n
CLUE REGISTER/PROCESS とともに使用し,対象とするプロセスのインデックスを指定します。/PROCESS [プロセス名|ALL]
プロセスのレジスタを表示することを示します。プロセスは,修飾子 /ADDRESS,/IDENTIFICATION, /INDEX で指定するか,名前で指定します。すべてのプロセスを対象とする場合には ALL を指定します。
CLUE REGISTER コマンドは,クラッシュ CPU のアクティブなレジスタ・セットを表示します。また,既知のデータ構造をすべて識別し,システムの仮想アドレスをすべてシンボル化し,プロセッサ状態 (PS) を解釈し, R0 を条件コードとして解釈します。/CPU と /PROCESS のどちらも指定しないと,パラメータ (cpu-id や プロセス名) は無視され, SDA の現在のプロセスのレジスタが表示されます。
SCSI と Fibre Channel に関する情報を表示します。
CLUE SCSI {/CONNECTION=n |/PORT=n|/REQUEST=n|/SUMMARY}
/CONNECTION=SCDT アドレス
SCSI 接続に関する情報を表示し, SCDT アドレスが示す SCSI 接続記述子のデータ構造をデコードします。/PORT=SPDT アドレス
すべてのポート記述子または SPDT アドレスが示す特定のポート記述子を表示します。/REQUEST=SCDRP アドレス
SCSI 要求に関する情報を表示し, SCDRP アドレスが示すSCSI クラス・ドライバ要求パケットをデコードします。/SUMMARY
すべての SCSI および FC のポートとデバイスの要約と,その種類とリビジョンを表示します。
CBB のペアに対して,ブール演算を行います。
int sda$cbb_boolean_oper (CBB_PQ input_cbb, CBB_PQ output_cbb, int operation);
input_cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
1 番目の (入力) CBB 構造体のアドレス。output_cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み書き 受け渡し方 参照渡し
2 番目の (出力) CBB 構造体のアドレス。operation
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
実行する演算を以下の演算の中から指定します。
- CBB$C_OR---2 つの CBB の論理和を実行し,結果 (B = A | B) を出力 CBB に書き込みます。
- CBB$C_BIC---2 つの CBB の補数を使用した論理積を実行し,結果 (B = B & ~A) を出力 CBB に書き込みます。
2 の CBB 構造体に対してブール演算を実行し,結果を 2 番目の (出力) 構造体に書き込みます。
SS$_WASCLR 結果の出力 CBB のビットがすべてオフの場合,値 0 が返されます。 SS$_WASSET 結果の出力 CBB のいずれかのビットがオンの場合,値 1 が返されます。 SS$_BADPARAM 入力 CBB と出力 CBB の有効なビット数が異なります。
CBB 中の指定されたビットをクリアします。
int sda$cbb_clear_bit (CBB_PQ cbb, int bit);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み書き 受け渡し方 参照渡し
変更対象の CBB 構造体のアドレス。bit
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
CBB 中のクリアするビット。ビット番号が -1 の場合,すべてのビットがクリアされます。
CBB 中の指定されたビットまたはすべてのビットをクリアします。
SS$_NORMAL 正常終了 SS$_BADPARAM ビット番号が範囲外です。
ある CBB の内容を別の CBB にコピーします。
int sda$cbb_copy (CBB_PQ input_cbb, CBB_PQ output_cbb);
input_cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
コピー元の CBB 構造体のアドレス。output_cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 書き込み専用 受け渡し方 参照渡し
コピー先の CBB 構造体のアドレス。
指定した CBB をコピーします。
なし
CBB 中で最初にオフになっているビットを探します。
int sda$cbb_ffc (CBB_PQ cbb, int start_bit);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
検索対象の CBB 構造体のアドレス。start_bit
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
CBB 中の検索を開始する最初のビット。
指定されたビットから CBB 構造体を検索し,オフになっているビットを探します。
Bit_number オフになっているビットが見つかった場合,そのビット番号が返されます。オフになっているビットが見つからない場合 (start_bit から cbb->cbb$l_valid_bits までのすべてのビットがオンの場合) は,有効なビットの数が返されます。
CBB 中で最初にオンになっているビットを探します。
int sda$cbb_ffs (CBB_PQ cbb, int start_bit);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
検索対象の CBB 構造体のアドレス。start_bit
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
CBB 中の検索を開始する最初のビット。
指定されたビットから CBB 構造体を検索し,オンになっているビットを探します。
Bit_number オンになっているビットが見つかった場合,そのビット番号が返されます。オンになっているビットが見つからない場合 (start_bit から cbb->cbb$l_valid_bits までのすべてのビットがオフの場合) は,有効なビットの数が返されます。
CBB 構造体を既知の状態に初期化します。
void sda$cbb_init (CBB_PQ cbb);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
初期化対象の CBB 構造体のアドレス。
レイアウトを示す CBB のフィールドは, CPU CBB に必要な内容に初期化されます。実際のビットマスクはゼロになります。
なし
CBB の指定されたビットをオンにします。
int sda$cbb_set_bit (CBB_PQ cbb,int bit);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み書き 受け渡し方 参照渡し
変更対象の CBB 構造体のアドレス。bit
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
CBB 中のオンにするビット。ビット番号が -1 の場合,すべてのビットがオンになります。
CBB 中の指定されたビットまたはすべてのビットをオンにします。
SS$_NORMAL 正常終了 SS$_BADPARAM ビット番号が範囲外です。
CBB 中の指定されたビットをテストします。
int sda$cbb_test_bit (CBB_PQ cbb,int bit);
cbb
OpenVMS 用法 address データ型 CBB 構造体 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
テスト対象の CBB 構造体のアドレス。bit
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
CBB 中のテスト対象のビット。
CBB 中の指定されたビットをテストしその値を返します。
SS$_WASSET 指定されたビットはオンです。 SS$_WASCLR 指定されたビットはオフです。 SS$_BADPARAM ビット番号が範囲外です。
指定された接頭辞を持つすべてのシンボルを削除します。
void sda$delete_prefix (char *prefix);
prefix
OpenVMS 用法 char_string データ型 文字列 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
接頭辞文字列のアドレス。
このルーチンは,SDA シンボル・テーブルを検索し,指定された文字列で始まるすべてのシンボルを削除します。
なし
ファイル識別子 (FID) を対応するファイル名に変換します。
int sda$fid_to_name (char *devptr, unsigned short *fidptr, char *bufptr, int buflen );
devptr
OpenVMS 用法 char_string データ型 文字列 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
デバイス名文字列のアドレス。デバイス名は,割り当てクラス・デバイス名 (ALLDEVNAM) 形式で指定する必要がありますが,先頭のアンダスコアや末尾のコロンは無視されます。fidptr
OpenVMS 用法 address データ型 ファイル識別子 アクセス 読み取り専用 受け渡し方 参照渡し
3 つの単語からなるファイル識別子のアドレス。bufptr
OpenVMS 用法 char_string データ型 文字列 アクセス 書き込み専用 受け渡し方 参照渡し
ファイル名文字列を格納する文字列バッファのアドレス。buflen
OpenVMS 用法 longword データ型 ロングワード (符号なし) アクセス 読み取り専用 受け渡し方 値渡し
文字列バッファの最大長。
現在のシステムを分析する際に,このルーチンは LIB$FID_TO_NAME を呼び出してファイル識別子をファイル名に変換します。ダンプを分析する際に,ファイル・データ・コレクションが利用可能で,指定されたディスクとファイル識別子がコレクションに含まれている場合は,記録されているファイル名が返されます。コレクションがない (システム全体,このディスク,このファイルに対して) 場合,このルーチンはエラー状態 SDA$_NOCOLLECT を返します。
SDA$_SUCCESS ファイル識別子は正常に変換されました。 SDA$_COLLECT システム,指定されたディスク,またはファイル識別子に対してコレクションがありません。 その他 LIB$FID_TO_NAME を呼び出したときにエラーが発生しました。
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