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HP OpenVMS Systems
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はじめよう!日本語 OpenVMS

はじめよう!日本語 OpenVMS


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7.7.4 半角変換  [Ctrl] + [G] → [Ctrl] + [F]

全角のDIGITALの文字が高輝度表示された状態 ( 変換を確定していない状態 ) で, [Ctrl] + [G] を押し,続けて [Ctrl] + [F] を押してください。DIGITAL が半角に変換されます。


7.7.5 漢字変換  [Ctrl] + [スペース]

kanji と入力して,[Ctrl] + [スペース] を押します。 kanji が " 漢字 " に変換されます。


注意

漢字変換の結果は,ユーザの個人辞書によって,若干異なります。必ずしも,変換結果が例のとおりになるとは限りませんので,ご注意ください。

ここでもう 1 度,変換キー ([Ctrl] + [スペース]) を押してください。変換結果が,"感じ"に変わり,画面の下のほう ( ステータス・ラインの 1 行下 ) に,変換候補群が表示されます。


■ 変換候補の選び方 ■

変換キー ([Ctrl] + [スペース])を連続して押すと,表示された候補の順にしたがって,変換結果が変化していきます。

1 つ前の変換結果に戻すときは,[Ctrl] + [G] を押してから, [Ctrl] + [スペース] を押します。

変換候補を数字キーで選ぶこともできます。たとえば," 監事 " に変換したいときは,数字キーの [7] を押します。

変換候補群の中に期待する変換結果が見つからないときは, [Next] キーまたは [Prev] キーで他の変換候補群を表示して探してください。

7.7.6 日本語 EVE の終了  [Ctrl] + [Z]

日本語 EVE を終了するときは,[Ctrl] + [Z] を押します。これで日本語 EVE エディタの使用は終了し,SAMPLE.TXT というファイルが作成されます。 <margin_icon>(ps\artlib:icn_do.eps\2.60)

ファイルを保存しない場合は,[Do] キーを押して,画面下のコマンド・ラインに QUIT コマンドを入力してください。次に [Return] を押すと,ファイルを作成せずに編集セッションを終了します。

7.8 文字 ( 行 ) を削除 / 挿入する

文字や行の削除,挿入操作に使用するキーには,次のものがあります。

キー 機能
< X| カーソルの左側の文字が削除される。

(PC では [Back Space] キー)

[Select] 文章中のある領域を選択できる。選択を取り消すときは,もう 1 度 [Select] キーを押す。

(Reflection では [End] キー,Tera Term Pro では, [Delete] キー)

[Remove] 選択した部分を 1 度に削除できまる。

(Reflection では [Delete] キー,Tera Term Pro では, [Page Up] キー )

[Insert Here] [Remove] キーによって削除した部分を,文章中の任意の場所にそのまま挿入できる。

(Reflection では [Insert] キー,Tera Term Pro では, [Home] キー)

7.9 日本語 EVE のコマンドを入力してテキストを編集する

日本語 EVE には,テキストの編集やカーソルの移動などの操作を行うために,日本語 EVE コマンドが用意されています。日本語 EVE コマンドの入力には,次の 2 つの方法があります。

7.9.1 日本語 EVE コマンドを入力するための定義済みキーを使用する

日本語 EVE は省略時の設定として,一部のキーに日本語 EVE コマンドを定義しています。定義済みキーは,それぞれ 1 つの編集コマンドを実行します。

定義済みキーは,キーパッドによって異なります。 表 7-2 は編集でよく使用される日本語 EVE コマンドと JVMS キーパッドで定義されているキーの一覧です。 JVMS キーパッド以外のキーパッドでの定義済みキーについては,『日本語 EVE ユーザーズ・ガイド』をご覧ください。

表 7-2 JVMS キーパッドの便利な定義済みキー
  定義済みキー
日本語 EVE コマンド 日本語 OpenVMS(CDE) Reflection Tera Term Pro
TOP [Ctrl] + [G] →  [↑] [Ctrl] + [G] →  [↑] [Ctrl] + [G] →  [↑]
BOTTOM [Ctrl] + [G] →  [↓] [Ctrl] + [G] →  [↓] [Ctrl] + [G] →  [↓]
START OF LINE [Ctrl] + [H] または
[Ctrl] + [G] →  [←]
[Ctrl] + [H] または
[Ctrl] + [G] →  [←]
[Ctrl] + [H] または
[Ctrl] + [G] →  [←]
END OF LINE [Ctrl] + [E] または
[Ctrl] + [G] →  [→]
[Ctrl] + [E] または
[Ctrl] + [G] →  [→]
[Ctrl] + [E] または
[Ctrl] + [G] →  [→]
CODE [Ctrl] + [G] →  [X] [Ctrl] + [G] →  [X] [Ctrl] + [G] →  [X]
KIGOU [Ctrl] + [G] →  [Z] [Ctrl] + [G] →  [Z] [Ctrl] + [G] →  [Z]
DO [Do] または [PF4] [Shift] + [F6] [Shift] + [F6]
EXIT [Ctrl] + [Z] または [F10] [Ctrl] + [Z] または [F10] [Ctrl] + [Z] または [F10]
HELP KEYPAD [HELP] [Ctrl] + [F5] [Ctrl] + [F5]
TAB [TAB] [TAB] [TAB]
DELETE < X| [Back Space] [Back Space]
RETURN [Return] または [Enter] [Enter] [Enter]
FIND [Find] [Home] [Home]
INSERT HERE [Insert Here] [Insert] [Insert]
REMOVE [Remove] [Delete] [Page Up]
SELECT [Select] [End] [Delete]
NEXT SCREEN [Next] [Page Down] [Page Down]
PREVIOUS SCREEN [Prev] [Page Up] [End]
NEXT WINDOW [Ctrl] + [G] →  [Next] [Ctrl] + [G] →  [Page Down] [Ctrl] + [G] →  [Page Down]
PREVIOUS WINDOW [Ctrl] + [G] →  [Prev] [Ctrl] + [G] →  [Page Up] [Ctrl] + [G] →  [End]
RECALL [Ctrl] + [B] [Ctrl] + [B] [Ctrl] + [B]
REMEMBER [Ctrl] + [R] [Ctrl] + [R] [Ctrl] + [R]
ERASE START OF LINE [Ctrl] + [U] [Ctrl] + [U] [Ctrl] + [U]
ERASE WORD [Ctrl] + [J] または [F13] [Ctrl] + [J] または [F13] [Ctrl] + [J] または [F13]
RESTORE WORD [Ctrl] + [G] →  [F13] [Ctrl] + [G] →  [Shift] + [F3] [Ctrl] + [G] →  [Shift] + [F3]

7.9.2 Command: プロンプトで日本語 EVE コマンドを入力する

Command:プロンプトに対して日本語 EVE コマンドを入力するには,次のようにします。

  1. [Do] キーを押す <margin_icon>(ps\artlib:icn_do.eps\2.30)
    [Do] キーを押すと,日本語 EVE は,ステータス・ラインのすぐ下のコマンド・ウィンドウに Command:というプロンプトを表示します。

  2. Command:プロンプトに対して,日本語EVEコマンドを入力する
    Command:プロンプトに続いて,日本語 EVE コマンドを入力します。コマンドは大文字でも小文字でもかまいません。
    次の例では,EXIT コマンドを入力しています。


        
      
    Command:
     
      
    EXIT
     
    


    このとき,さらにパラメータの指定が必要な場合は,コマンド・ウィンドウに入力を要求するプロンプトが表れます。
    次の例では,15 行目に移動するために LINE コマンドを入力し,次に表示される Line Number:プロンプトに対して 15 を入力しています。


        Command: LINE
     
        Line Number: 15    
    

  3. [Return] キー(または [Do] キー)を押す <margin_icon>(ps\artlib:icn_do.eps\1.00)
    これで日本語 EVE は,コマンドを実行します。

7.9.3 日本語 EVE コマンドの実行例

<margin_icon>(ps\artlib:icn_exa.eps\2.20)

現在の編集画面が次のようになっているとします。


<margin_icon>(ps\artlib:icn_do.eps\2.60)

[Do] キーを押します。次に Command:プロンプトに続いて,SELECT ALL と入力します。


[Return] キーを押すと,コマンドが実行されます。この例ではテキストがすべて選択された状態になります。([Select] キーを押すと選択が解除され元に戻ります。)


7.10 カーソルを移動する

日本語 EVE エディタでは,選択したキーパッドによりカーソルを移動する方法が少し違います。ここでは,JVMS キーパッドを選んだ場合で説明します。

表 7-3 は,JVMS キーパッドでカーソルを移動するための定義済みキーと,対応する日本語 EVE コマンドを示しています。

表 7-3 JVMS キーパッドのカーソル移動に関する定義済みキー
編集キー 日本語EVEコマンド 機能
[↑] MOVE UP カーソルを 1 行上に移動
[↓] MOVE DOWN カーソルを 1 行下に移動
[←] MOVE LEFT カーソルを 1 文字,あるいは 1 カラム左に移動
[→] MOVE RIGHT カーソルを 1 文字,あるいは 1 カラム右に移動
[Ctrl] + [H] または
[Ctrl] + [G] →  [←]
START OF LINE カーソルを現在行の先頭に移動
[Ctrl] + [E] または
[Ctrl] + [G] →  [→]
END OF LINE カーソルを現在行の最後に移動
[Ctrl] + [G] →  [↑] TOP カーソルを現在のバッファの先頭に移動
[Ctrl] + [G] →  [↓] BOTTOM カーソルを現在のバッファの最後に移動
[F11] CHANGE DIRECTION 現在のバッファの方向 ( カーソルの移動方向 ) を変更する。バッファの方向はステータス・ラインに表示 (Forward または Reverse) される。
[F14] または
[Ctrl] + [A]
CHANGE MODE 現在のバッファの入力モードを切り替える。入力モード (Insert または Overstrike) はステータス・ラインに表示される。

<margin_icon>(ps\artlib:icn_tips.eps\3.40)

カーソル移動の設定

カーソルの移動の設定には,次の 2 があります。日本語 EVE コマンド・ラインで好みの設定にすることができます。

SET CURSOR BOUND

バッファの使用されていない部分(余白)に移動できない設定です。たとえば,カーソルが行の最後にある時に [→] キーを押すと,カーソルは行の先頭に移動します。カーソルが右マージンより右に移動することはありません。

SET CURSOR FREE

デフォルトの設定です。文字がすでにあるかどうかとは無関係に,カーソルはバッファ内のどこにでも移動できます。

7.10.1 カーソル移動の例

<margin_icon>(ps\artlib:icn_exa.eps\2.20)

現在の編集画面が次のようになっているとします。


カーソルは,ユーザが挿入したテキストの最後に移動します。カーソルをファイルの先頭に移動するには, [Ctrl] + [G] を押したあと,[↑] キーを押します。


カーソルを行の最後に移動するには, [Ctrl] + [E] を押します。


カーソルを行の最初に移動するには, [Ctrl] + [H] を押します。


カーソルをバッファの最後に移動するには, [Ctrl] + [G] を押したあと,[↓] キーを押します。



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