HP OpenVMS Systems Documentation |
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Service FUNDY [ODS-2] modified. |
$ INFOSERVER SHOW SERVICES FUNDY/FULL
FUNDY [ODS-2] Access: Read-only
File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks]
Flags: 00000000D2 {No Writers,Static Rating,Readbehind,Readahead}
Rating: Static, 42 Password: Disabled
Max Readers: 1000 Max Writers: 0
Curr Readers: 0 Curr Writers: 0
Reads: 0 Writes: 0
Blocks Read: 0 Blocks Written: 0
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この例の最初のコマンドは FUNDY サービスを変更して,クライアントがサービスにアクセスするときにパスワードを入力しなくてすむようにします。 2 番目のコマンドは FUNDY サービスを表示します。パスワードの使用が無効になったことが示されています (SHOW SERVICES コマンドの例では,FUNDY サービスでパスワードの使用が有効になっていたことに注意してください)。
サーバ (すなわち,サービスを提供するシステム) に関する情報を表示します。
SHOW SERVER
$ INFOSERVER SHOW SERVER
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このコマンドは,クライアントにサービスを提供しているサーバに関する情報を表示します。表示される情報には,以下のものがあります。
- このサーバが同時に提供できるサービスの最大数
- 現在のキャッシュ・サイズ
- キャッシュの有効度についての統計情報
- 現在の同時接続クライアント数と過去の最大の同時接続クライアント数
- I/O 統計情報
SHOW SERVICES コマンドは,サーバが提供している 1 つまたはすべてのサービスについて,サービス固有の情報を表示します。この情報には,サービスに関連付けられたデバイス番号と,接続されているセッション数が含まれます。SHOW SERVICES コマンドでは,ワイルドカード表現が使用できます。 InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
SHOW SERVICES [serviceName] [options...]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。省略した場合には,サービス名のデフォルトは全サービスです。InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
/BRIEF (デフォルト)
BRIEF オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,省略されたオンライン・サマリ情報が表示されます。 BRIEF がデフォルトです。/FULL
FULL オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,サービス固有のすべての情報が表示されます。
| #1 | |
|---|---|
INFOSERVER> SHOW SERVICES
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このコマンドは,接続中のすべてのサービスについて,デフォルトの BRIEF オンライン・サマリを表示しています。
| #2 | |
|---|---|
INFOSERVER> SHOW SERVICES/FULL
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このコマンドは,接続中のすべてのサービスについて,サービス固有のすべての情報を表示しています。 HUDSON サービスと BAFFIN サービスではパスワードが無効で, FUNDY サービスでは有効になっていることに注意してください。
サービスに接続されているクライアント・ノードに関する情報を表示します。
SHOW SESSIONS [serviceName] [device-or-partitionName]]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($),およびワイルドカードで構成されます。長さは最大で 255 文字です。省略した場合には,サービス名のデフォルトはすべてのサービスです。InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
device-or-partitionName
デバイス名またはパーティション名は, LAN 上で使用される OpenVMS ディスク・デバイスまたはパーティションの名前です。入力するデバイス名またはパーティション名は,作成済みのものでなければなりません。デバイス名とパーティション名について,以下に説明します。
- デバイス名
LAN にサービスを提供するデバイスは,OpenVMS ディスク・デバイスです。 InfoServer デバイス名を指定するときには,OpenVMS デバイス名を使用します。デバイス名は,SHOW SERVICES コマンドで表示される名前に完全に一致するか,またはワイルドカードを含むかのいずれかでなければならないことに注意してください。
InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
ディスク指定はコロンで終わる必要があります。- パーティション名
パーティションは,ネットワークにサービスが提供されるコンテナ・ファイルです。したがって,デフォルトのファイル・タイプが .ESS$PARTITION の OpenVMS ファイル名を持っています。デバイス名,ディレクトリ名,ファイル名を含むパーティション名の長さは,最大で 242 文字です。
今回のバージョンでは,パーティションのサポートは制限されています。パーティションに分割されたハード・ドライブをサポートする場合には, LD デバイスを使用することをお勧めします。詳細は,DCL コマンドの LD HELP を参照してください。
/ALL
クライアントが接続していない場合でも,選択基準に該当するすべてのサービスを表示します。この修飾子を省略した場合には,クライアントが接続しているサービスだけが表示されます。
| #1 | |
|---|---|
$ INFOSERVER SHOW SESSIONS
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| #2 | |
|---|---|
$ INFOSERVER SHOW SESSIONS/ALL
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最初の例では,このコマンドはクライアント接続 HUDSON を持つサービスだけを表示しています。 2 番目の例では,このコマンドは,クライアントが接続されていないサービスも含め,すべてのセッションを表示しています。
プロセスを生成して DCL コマンドを実行します。コマンドを指定しなかった場合には,生成したプロセスにコマンド端末が接続されます。コマンドを指定した場合には,そのコマンドが実行され,コマンドが完了すると,制御が親プロセスに戻ります。
SPAWN [DCL Command]
InfoServer> SPAWN DIRECTORY
InfoServer> |
このコマンドは,プロセスを生成して DCL コマンドの DIRECTORY を実行します。コマンドの実行が完了すると,制御が InfoServer プロセスに戻ります。
このコマンドは LASTport/Disk サーバを起動し,各種のサーバ特性とキャッシュ特性を設定します。通常このコマンドは,SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.DAT のデータを使用して,SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.COM から実行されます。すべての変更は SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.DAT ファイル内で行うことをお勧めします。
現在サービスが何も定義されていない場合には,START SERVER コマンドを会話型で使用して,修飾子を指定してサーバの設定を変更することもできます。
START SERVER
/BUFFER_SIZE=n
InfoServer のブロック・キャッシュは固定長バッファ (バケット とも呼ばれる) の配列として構成されます。 /BUFFER_SIZE 修飾子では各バケットのサイズを指定します (/CACHE 修飾子では,バケット数を指定します)。このパラメータの数値は,3〜8 の範囲の整数値です。それぞれの整数値は,次のように,512 バイトのブロックを単位としたバケット・サイズを表わします。
3 - 8 ブロック (デフォルト) 4 - 16 ブロック 5 - 32 ブロック 6 - 64 ブロック 7 - 128 ブロック 8 - 256 ブロック
32 ブロックより大きなバケット・サイズは,多くの場合,適切ではありません。 OpenVMS クライアントでは,31 ブロックより大きな入出力要求を 31 ブロックのかたまりにセグメント化するため,デフォルトのバケット先読み動作では,ディスクに対する不要な入出力動作が発生するからです。
/CACHE = number-of-buckets (デフォルト = 512)
InfoServer のブロック・キャッシュは固定長バッファ (バケット とも呼ばれる) の配列として構成されます。 /CACHE 修飾子では,キャッシュのバケット数を指定します。 (/BUFFER_SIZE 修飾子では各バケットのサイズを指定します。)16384 より大きな数を指定すると,性能に悪影響を与える可能性があります。必要な大きさのキャッシュを確保するためには,/BUFFER_SIZE 修飾子の値を増加させることを検討してください。
/MAXIMUM_SERVICES = maxservice (デフォルト = 256)
サーバの最大サービス数を設定します。これが同時に定義できるサービスの最大数になります。各サービス記述子はページングされないプールを消費します。ただし,未使用のサービス・スロットは 4 バイトしか消費しません。最大の値は 1024 です。
/WRITE_QUOTA = n (デフォルト = 0)
サーバで許される同時非同期書き込みの数です。デフォルトの 0 は,すべての書き込み操作が同期して行われることを意味します。
$ InfoServer SHOW SERVER
$ InfoServer START SERVER/MAXIMUM_SERVICES=128/CACHE=2048/BUFF=5/WRITE=0
$ InfoServer SHOW SERVER
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この例の最初のコマンドは,サーバに関して現在の情報を表示します。 2 番目のコマンドは,サーバを起動し,そのサーバのサービスの最大数を増加させます。 3 番目のコマンドはサーバに関して新しい情報を表示します。この表示で,サービスの最大数が増加していることが分かります。
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