HP OpenVMS Systems Documentation |
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DEFINE コマンドに対して現在有効になっている省略時の値 (/ADDRESS,/COMMAND,/PROCESS_GROUP,または /VALUE) を指定します。
SHOW DEFINE
DEFINE コマンドの省略時の修飾子は前回 SET DEFINE コマンドで設定された修飾子です。SET DEFINE コマンドを入力していなかった場合には,省略時の修飾子として /ADDRESS が使用されます。DEFINE コマンドで定義されたシンボルを示すには, SHOW SYMBOL/DEFINED コマンドを使用します。
関連コマンド
DEFINE
DEFINE/PROCESS_SET
DELETE
SET DEFINE
SHOW SYMBOL/DEFINED
DBG> SHOW DEFINE Current setting is: DEFINE/ADDRESS DBG> |
このコマンドは DEFINE コマンドがアドレスによって定義されるように設定されていることを通知します。
1 つまたは複数の既存の画面ディスプレイを示します。
注意
このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。
SHOW DISPLAY [display-name[,...]]
display-name
ディスプレイの名前を指定します。名前を指定しない場合またはワイルドカード文字のアスタリスク (*) をそれだけで指定する場合,すべてのディスプレイ定義がリストされます。ディスプレイ名の中ではワイルドカードを使用できます。 /ALL 修飾子を指定する場合,ディスプレイ名は指定できません。
/ALL
すべてのディスプレイ定義をリストします。
SHOW DISPLAY コマンドはディスプレイ・リストでの順番に従ってすべてのディスプレイをリストします。ディスプレイ・ペーストボードの一番下になっているディスプレイが最初にリストされ,ディスプレイ・ペーストボードの一番上にあるディスプレイが最後にリストされます。1 つのディスプレイにつき,SHOW DISPLAY コマンドはその名前,最大サイズ,画面ウィンドウ,表示対象 ( デバッグ・コマンド・リストも含めて ) をリストします。また,ディスプレイをペーストボードから削除するか,動的なものにするか ( 画面サイズが SET TERMINAL コマンドで変更された場合に,動的ディスプレイは自動的にそのウィンドウ寸法を調整する ) も示します。
関連コマンド
DISPLAY
EXTRACT/SCREEN_LAYOUT
(CANCEL) DISPLAY
(SET,CANCEL,SHOW) WINDOW
SHOW SELECT
DBG> SHOW DISPLAY
display SRC at H1, size = 64, dynamic
kind = SOURCE (EXAMINE/SOURCE .%SOURCE_SCOPE\%PC)
display INST at H1, size = 64, removed, dynamic
kind = INSTRUCTION (EXAMINE/INSTRUCTION .0\%PC)
display REG at RH1, size = 64, removed, dynamic, kind = REGISTER
display OUT at S45, size = 100, dynamic, kind = OUTPUT
display EXSUM at Q3, size = 64, dynamic, kind = DO (EXAMINE SUM)
display PROMPT at S6, size = 64, dynamic, kind = PROGRAM
DBG>
|
SHOW DISPLAY コマンドは現在定義されているディスプレイをすべてリストします。この例では,ディスプレイの中には,定義済みディスプレイが 5 つ (SRC,INST,REG,OUT,PROMPT) とユーザ定義 DO ディスプレイの EXSUM が含まれています。ディスプレイ INST と REG はディスプレイ・ペーストボードから削除されます。それらを画面上に表示するには DISPLAY コマンドを使用しなければなりません。
SET EDITOR コマンドで設定された,EDIT コマンドが取る処置を示します。
SHOW EDITOR
関連コマンドEDIT
SET EDITOR
| #1 |
|---|
DBG> SHOW EDITOR
The editor is SPAWNed, with command line
"EDT/START_POSITION=(n,1)"
DBG>
|
この例では,EDIT コマンドはサブプロセスで EDT エディタを作成します。コマンド行に付けられた /START_POSITION 修飾子は,初期状態では編集カーソルをデバッガの現在のソース表示の中央の行の先頭に置くことを表します。
| #2 |
|---|
DBG> SET EDITOR/CALLABLE_TPU DBG> SHOW EDITOR The editor is CALLABLE_TPU, with command line "TPU" DBG> |
この例では,SHOW EDITOR コマンドは EDIT コマンドが DEC Text Processing ユーティリティ (DECTPU) の呼び出し可能バージョンを起動することを表します。編集カーソルは初期状態ではソース行 1 の先頭に置かれます。
現在のイベント機能と対応するイベント名を示します。イベント機能は Ada ルーチンを呼び出すプログラムか,または POSIX Threads サービスを使用するプログラムの場合に使用できます。 VAX プロセッサでは,イベント機能は SCAN ルーチンを呼び出すプログラムの場合にも使用できます
SHOW EVENT_FACILITY
現在のイベント機能 (ADA,THREADS または SCAN) は SET BREAK/EVENT コマンドと SET TRACE/EVENT コマンドで設定できるイベントポイントを定義します。SHOW EVENT_FACILITY コマンドは現在のイベント機能に対応するイベント名を示します。それらのイベント名は (SET,CANCEL) BREAK/EVENT コマンドと (SET,CANCEL) TRACE/EVENT コマンドで指定できるキーワードです。
関連コマンド
(SET,CANCEL) BREAK/EVENT
SET EVENT_FACILITY
(SET,CANCEL) TRACE/EVENT
SHOW BREAK
SHOW TASK
SHOW TRACE
DBG> SHOW EVENT_FACILITY
event facility is THREADS
...
|
このコマンドは現在のイベント機能が THREADS ( POSIX Threads ) であることを示し,それに対応する,SET BREAK/EVENT コマンドまたは TRACE/EVENT コマンドで使用できるイベント名をリストします。
プログラムで宣言されている終了ハンドラを示します。
SHOW EXIT_HANDLERS
終了ハンドラ・ルーチンが呼び出された順番 ( つまり,後入れ先出し法 ) で表示されます。ルーチン名は可能な場合にはシンボルで表示されます。そうでない場合には,そのアドレスが表示されます。デバッガの終了ハンドラは表示されません。
DBG> SHOW EXIT_HANDLERS exit handler at STACKS\CLEANUP DBG> |
このコマンドは終了ハンドラ・ルーチンの CLEANUP を示します。 CLEANUP はモジュール STACKS で宣言されています。
実行中のプログラムの一部になっている 1 つまたは複数のイメージに関する情報を表示します。
SHOW IMAGE [image-name]
image-name
表示にいれるイメージの名前を指定します。名前を指定しない場合またはワイルドカード文字のアスタリスク (*) をそれだけで指定する場合,すべてのイメージがリストされます。イメージ名の中に * を使用できます。
SHOW IMAGE コマンドは次の情報を表示します。
- イメージの名前
- イメージの開始アドレスと終了アドレス
- イメージがSET IMAGE コマンドで設定されているか ( 実行時シンボル・テーブル RST にロードされているか )
- デバッグ・コンテキスト ( アスタリスク (*) でマークされる ) になっている現在のイメージ
- 表示で選択されるイメージの総数
- RST やその他の内部構造に対して割り当てられているバイト数
SHOW IMAGE は /RESIDENT 修飾子を使用してインストールされているイメージのメモリ範囲すべてを表示するわけではありません。代わりに,このコマンドはプロセス・データ・リージョンだけを表示します。
関連コマンド
(SET,CANCEL) IMAGE
(SET,SHOW) MODULE
DBG> SHOW IMAGE SHARE* image name set base address end address *SHARE yes 00000200 00000FFF SHARE1 no 00001000 000017FF SHARE2 yes 00018C00 000191FF SHARE3 no 00019200 000195FF SHARE4 no 00019600 0001B7FF total images: 5 bytes allocated: 33032 DBG> |
この SHOW IMAGE コマンドは名前が SHARE で始まり,プログラムに対応づけられているイメージすべてを示します。 SHARE と SHARE2 のイメージは設定されています。アスタリスク (*)は SHARE を現在のイメージとして示します。
デバッガの定義済みキー定義と DEFINE/KEY コマンドで作成されたキー定義を表示します。
注意
このコマンドは,デバッガへの HP DECwindows Motif for OpenVMS ユーザ・インタフェースでは使用できません。
SHOW KEY [key-name]
key-name
その定義を表示するファンクション・キーを指定します。ワイルドカード文字のアスタリスク (*) は使用できません。代わりに /ALL 修飾子を使用してください。 /ALL または /DIRECTORY を指定する場合は,キー名は指定できません。有効なキー名は次のとおりです。
キー名 LK201 キーボード VT100 型 VT52 型 PF1 PF1 PF1 Blue PF2 PF2 PF2 Red PF3 PF3 PF3 Black PF4 PF4 PF4 KP0-KP9 キーパッド 0〜9 キーパッド 0〜9 キーパッド 0〜9 PERIOD キーパッドのピリオド (.) キーパッドのピリオド (.) COMMA キーパッドのコンマ (,) キーパッドのコンマ (,) MINUS キーパッドのマイナス (--) キーパッドのマイナス (--) ENTER Enter ENTER ENTER E1 Find E2 Insert Here E3 Remove E4 Select E5 Prev Screen E6 Next Screen HELP Help DO Do F6--F20 F6--F20
/ALL
省略時の設定では現在の状態に対するすべてのキー定義を表示し,そうでない場合には /STATE で指定された状態に対するすべてのキー定義を表示します。/BRIEF
キー定義だけを表示します (省略時の設定では,指定された状態も含めて,キー定義に対応するすべての修飾子も表示されます)。/DIRECTORY
対応するキーが定義されているすべての状態の名前を表示します。この修飾子を指定する場合,他の修飾子は指定できません。/STATE=(state-name [,...])
/NOSTATE (省略時の設定)
対応するキー定義が表示される 1 つまたは複数の状態を選択します。 /STATE 修飾子を指定すると,指定された状態に対するキー定義を表示します。DEFAULT や GOLD などの定義済みキー状態,またはユーザ定義状態を指定できます。状態名には任意の適切な英数字文字列を指定できます。/NOSTATE 修飾子を指定すると,現在の状態に対するキー定義だけが表示されます。
このコマンドを使用するには,その前にキーパッド・モードが有効 (SET MODE KEYPAD) に設定されていなければなりません。省略時の設定では,キーパッド・モードは有効になっています。省略時の設定では,現在のキー状態は DEFAULT 状態です。 SET KEY/STATE コマンドを使用するか,または状態を変更するキー ( つまり,DEFINE/KEY/LOCK_STATE または /SET_STATE で定義されたキー ) を押すことにより現在の状態を変更できます。
関連コマンド
DEFINE/KEY
DELETE/KEY
SET KEY
| #1 |
|---|
DBG> SHOW KEY/ALL |
このコマンドは現在の状態に対するすべてのキー定義を表示します。
| #2 |
|---|
DBG> SHOW KEY/STATE=BLUE KP8 GOLD keypad definitions: KP8 = "Scroll/Top" (noecho,terminate,nolock) DBG> |
このコマンドは BLUE 状態のキーパッド・キー 8 の定義を表示します。
| #3 |
|---|
DBG> SHOW KEY/BRIEF KP8 DEFAULT keypad definitions: KP8 = "Scroll/Up" DBG> |
このコマンドは現在の状態のキーパッド・キー 8 の定義を表示します。
| #4 |
|---|
DBG> SHOW KEY/DIRECTORY MOVE_GOLD MOVE_BLUE MOVE GOLD EXPAND_GOLD EXPAND_BLUE EXPAND DEFAULT CONTRACT_GOLD CONTRACT_BLUE CONTRACT BLUE DBG> |
このコマンドは対応するキーが定義されている状態の名前を表示します。
現在の言語を示します。
SHOW LANGUAGE
現在の言語は前回 SET LANGUAGE コマンドで設定された言語です。 SET LANGUAGE コマンドを入力しなかった場合,省略時の設定では現在の言語はメイン・プログラムを含んでいるモジュールの言語です。関連コマンド
SET LANGUAGE
DBG> SHOW LANGUAGE language: BASIC DBG> |
このコマンドは現在の言語の名前を BASIC と表示します。
デバッガがログ・ファイルに書き込みを行っているのかどうかを示し,現在のログ・ファイルを示します。
SHOW LOG
現在のログ・ファイルは前回 SET LOG コマンドで設定されたログ・ファイルです。省略時の設定では,SET LOG コマンドを入力していなかった場合,現在のログ・ファイルは SYS$DISK:[]DEBUG.LOG ファイルになります。関連コマンド
SET LOG
SET OUTPUT [NO]LOG
SET OUTPUT [NO]SCREEN_LOG
| #1 |
|---|
DBG> SHOW LOG not logging to DEBUG.LOG DBG> |
このコマンドは現在のログ・ファイルの名前を DEBUG.LOG ( 省略時のログ・ファイル ) と表示し,デバッガがそのファイルに書き込みを行っていないことを通知します。
| #2 |
|---|
DBG> SET LOG PROG4 DBG> SET OUTPUT LOG DBG> SHOW LOG logging to USER$:[JONES.WORK]PROG4.LOG DBG> |
この例では,SET LOG コマンドは現在のログ・ファイルが ( 現在の省略時のディレクトリにある ) PROG4.LOG であることを設定します。SET OUTPUT LOG コマンドを実行すると,デバッガはそのファイルにデバッガの入出力を記録します。 SHOW LOG コマンドはデバッガが現在の省略時のディレクトリにあるログ・ファイル PROG4.COM に書き込み中であることを確認します。
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