HP OpenVMS Systems Documentation |
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Disk MOVMAN$DQA0:, device type Compaq CRD-8322B, is online, file-oriented
device, shareable, served to cluster via MSCP Server, error logging is
enabled.
Error count 0 Operations completed
Owner process "" Owner UIC [SYSTEM]
Owner process ID 00000000 Dev Prot S:RWPL,O:RWPL,G:R,W
Reference count 0 Default buffer size 512
Total blocks 16515072 Sectors per track 63
Total cylinders 16384 Tracks per cylinder 16
$ MOUNT/SYSTEM dqa0 OVMSIPS11
Volume is write locked
OVMSIPS11 mounted on _MOVMAN$DQA0:
$ InfoServer
InfoServer> CREATE SERVICE VMS_SIPS_V11 _MOVMAN$DQA0:
%INFOSRVR-I-CRESERV, service VMS_SIPS_V11 [ODS-2] created for
_MOVMAN$DQA0:.
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この例は,CD デバイス用のサービスの作成方法を示しています。
- SHOW DEVICE.../FULL コマンドは,_MOVMAN$DQA0 CD について完全な情報リストを表示します。
- MOUNT/SYSTEM コマンドは,OVMSIPS11 ボリュームを _MOVMAN$DQA0: CD にマウントします。
- InfoServer の CREATE SERVICE コマンドは,_MOVMAN$DQA0 CD 上に VMS_SIPS_V11 サービスを作成します。
| #2 | |
|---|---|
$LD CREATE KIT1/SIZE-100000
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この例は,論理ディスク (LD) デバイス用のサービスの作成方法を示しています。
- LD CREATE KIT1 コマンドは,論理ディスクとして使用できる連続ファイル KIT1 を作成します。
- DIRECTORY KIT1 コマンドは KIT1 に関する情報を表示します。
- LD CONNECT KIT1 は,論理ディスク・ファイル KIT1 を論理ディスク・デバイス MOVMAN$LDA1: に接続します。
- INITIALIZE コマンドは,MOVMAN$LDA1: LD デバイスをフォーマットします。
- MOUNT コマンドは,LD デバイスを利用できるようにします。
- CREATE SERVICE コマンドは, _MOVMAN$LDA1 LD デバイス上に TEST_KIT_1 サービスを作成します。
1 つまたは複数のサービスを削除します。
DELETE SERVICE serviceName [device-or-partitionName]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。ワイルドカードも許されています。InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
device-or-partitionName
デバイス名またはパーティション名は,LAN 上で使用される OpenVMS ディスク・デバイスまたはパーティションの名前です。入力するデバイス名またはパーティション名は,作成済みのものでなければなりません。デバイス名とパーティション名について,以下に説明します。
- デバイス名
LAN にサービスを提供するデバイスは,OpenVMS ディスク・デバイスです。 InfoServer デバイス名を指定するときには,OpenVMS デバイス名を使用します。デバイス名は,SHOW SERVICES コマンドで表示される名前に完全に一致するか,またはワイルドカードを含むかのいずれかでなければならないことに注意してください。
InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
ディスク指定はコロンで終わる必要があります。- パーティション名
パーティションは,ネットワークにサービスが提供されるコンテナ・ファイルです。したがって,デフォルトのファイル・タイプが .ESS$PARTITION の OpenVMS ファイル名を持っています。デバイス名,ディレクトリ名,ファイル名を含むパーティション名の長さは,最大で 242 文字です。
パーティション名は選択するサービスを特定する場合に使用できます。
今回のバージョンでは,パーティションのサポートは制限されています。パーティションに分割されたハード・ドライブをサポートする場合には, LD デバイスを使用することをお勧めします。詳細は,DCL コマンドの LD HELP を参照してください。
/CLASS=className
全体の LASTport Disk (LAD) 名前空間のサブセットを指定します。クラス名の目的は,名前空間を分割して,クライアントに対して意味のある名前だけを示すことです。クラス名を使用すると,2 つのサービスに同じ名前を付けて,互いに競合しないようにすることもできます。
たとえば,いくつかのクライアント・システムで使用される異なるオンディスク構造に対して,異なるクラス名をつけることができます。あるクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ODS-2 を使用し,別のクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ISO_9660 を使用します。サービス名は同じ (SERVICEA) ですが,クラス名は異なります。
使用するクラス名は,作成するサービスに接続するクライアント・システムに依存します。デフォルトのクラス名は ODS_2 です。たとえば,OpenVMS システムは,InfoServer デバイスをマウントするとき, ODS_2 名前空間を使用します。 OpenVMS クライアントは,ODS_2 サービス・クラスに属しているサービスのみ利用できることに注意してください。
有効なクラス名は,次のとおりです。
V2.0 PCSA MS-DOS クライアントが理解する名前 Unformatted 仮想ディスクは形式を持っていません MSDOS MSDOS 仮想ディスク ODS_2 VMS 仮想ディスク UNIX UNIX 仮想ディスク ISO_9660 ISO 9660 CD 形式 HIGH_SIERRA MS-DOS CD 形式 APPLE Macintosh HFS 形式 SUN Sun 形式
/CONFIRM (デフォルト)
/NOCONFIRM
サービスを削除するときに確認が求められます。 /NOCONFIRM を指定した場合でも,接続が残っている場合には,確認が求められます。各サービスの削除操作の前に確認を行うかどうかを制御します。以下の応答が有効です。
YES NO QUIT TRUE FALSE Ctrl/Z 1 0 ALL Return キー
使用上の注意:
- 単語で答える場合には,大文字と小文字を混在させて構いません。単語による応答は,1 文字以上の英字に省略できます (たとえば,TRUE に対して, T,TR,TRU)。ただし,省略する場合には,一意である必要があります。
- 肯定的な応答は,YES,TRUE,および 1 です。否定的な応答は,NO,FALSE,0,および Return キーを押すことです。
- QUIT の入力または Ctrl/Z の押下は,その時点でコマンドの処理を停止させたいことを意味します。
- ALL を入力して応答した場合には,コマンドは処理を続行して,その後,プロンプトは表示されなくなります。
/DISCONNECT
/NODISCONNECT (デフォルト)
接続されているセッションが残っているサービスを削除しようとしたときのデフォルトの確認プロンプト処理を変更します。サービスに接続しているセッションがあって /DISCONNECT 修飾子を指定していない場合には,サービスの削除に確認が求められます。サービスを削除する際に確認を求められないようにするには, /NOCONFIRM 修飾子と /DISCONNECT 修飾子の両方を指定します。
$ SHOW SERVICES
$ DELETE SERVICE HUDSON
|
最初のコマンドでは,1 つの接続中のセッションを含む, 3 つのサービスを表示しています。 2 番目のコマンドでは HUDSON サービスを削除しています。このコマンドは, HUDSON に 1 つのセッションが接続されていることを示すメッセージを表示し,そのサービスを削除してよいか確認するプロンプトを表示しています。
InfoServer の実行を終了します。 Ctrl/Z を押しても,終了することができます。
EXIT
InfoServer のオンライン・ヘルプを表示します。ESS$INFOSERVER は,OpenVMS のアプリケーションとして実装された LASTport/Disk サーバのユーザ・インタフェースです。動作はハードウェア InfoServer 製品と似ていますが,完全に同じではありません。
HELP [topic]
topic
ヘルプを要求するトピックを指定します。
$ INFOSERVER HELP SHOW SESSIONS |
このコマンドは,InfoServer の SHOW SESSIONS コマンドについてのヘルプを表示します。
現在アクティブなサービスのセットを,コマンド・プロシージャ内の一連のコマンドとして保存します。システムをリブートしたときにこのコマンド・プロシージャを実行すれば,現在のサービスのセットを再現することができます。
SAVE procedureName
procedureName
現在のサーバの状態を復活させるためのコマンド・プロシージャを作成します。プロシージャ名は,作成するコマンド・プロシージャの OpenVMS ファイル名です。ファイル・タイプを指定しない場合には,デフォルトで .COM になります。デフォルトのプロシージャ名は ESS$LAD_SERVICES.COM です。
$ SHOW SERVICES
$ SAVE BASELEVELS
|
この例の SHOW SERVICES コマンドは,現在このサーバが提供しているサービスを表示します。ここには一連のソフトウェア・ベースレベルがあり,それぞれの論理ディスクと LAN に提供しているサービスが示されています。ベースレベルには a〜d のラベルが付けられていますが,対応する英字をユーザが覚えなくてもいいように名前も付けられています。
デバイス LDA2,LDA3,LDA4 にはそれぞれ 2 つのサービスが割り当てられていることに注意してください。
例の中の数字は,以下の説明の番号に対応しています。
- 各デバイスのコメントには, SAVE コマンドを実行したときのデバイス名が含まれています。 LD デバイスは擬似ディスク・デバイスであり,ユニット番号は接続するたびに変わります。
- このコマンドは,LD デバイスをコンテナ・ファイルに接続して,ユニット番号を DCL のシンボル LD_UNIT に代入します。
- コンテナ・ファイルに割り当てられる各デバイスに対して,一意のシンボルが作成されます。
- このコマンドは, SAVE コマンドの実行時にデバイスに付いていたボリューム・ラベルを指定して,デバイスをマウントします。
- 当該デバイスに対する InfoServer サービスが再作成されます。
- EXPERIMENTAL_BASELEVEL サービスはパスワードで保護されています。セキュリティを確保するために,パスワードは暗号化された形式でコマンド・プロシージャ内に格納されています。 2 つのサービスは同じパスワードを持っていますが,暗号化されたパスワードは異なっていることに注意してください。
- FIELD_TEST_BASELEVEL と BASELEVEL_B は同じ LD デバイスを指しているため,別のデバイスは作成されず,作成済みのユニットを参照するために,正しいユニット (シンボルは LD_UNIT_2) が使用されます。
- 6 番の説明を参照してください。
既存のサービスの属性を変更します。
SET SERVICE serviceName [device-or-partitionName]
serviceName
LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。device-or-partitionName
LAN 上で使用される OpenVMS のディスク・デバイスまたはパーティションの名前です。入力するデバイス名またはパーティション名は,作成済みのものでなければなりません。デバイス名とパーティション名について,以下に説明します。
- デバイス名
LAN にサービスを提供するデバイスは,OpenVMS ディスク・デバイスです。 InfoServer デバイス名を指定するときには,OpenVMS デバイス名を使用します。デバイス名は,SHOW SERVICES コマンドで表示される名前に完全に一致するか,またはワイルドカードを含むかのいずれかでなければならないことに注意してください。
InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。
ディスク指定はコロンで終わる必要があります。- パーティション名
パーティションは,ネットワークにサービスが提供されるコンテナ・ファイルです。したがって,デフォルトのファイル・タイプが .ESS$PARTITION の OpenVMS ファイル名を持っています。デバイス名,ディレクトリ名,ファイル名を含むパーティション名の長さは,最大で 242 文字です。
パーティション名は選択するサービスを特定する場合に使用できます。
今回のバージョンでは,パーティションのサポートは制限されています。パーティションに分割されたハード・ドライブをサポートする場合には, LD デバイスを使用することをお勧めします。詳細は,DCL コマンドの LD HELP を参照してください。
/CLASS=className
全体の LASTport Disk (LAD) 名前空間のサブセットを指定します。クラス名の目的は,名前空間を分割して,クライアントに対して意味のある名前だけを示すことです。クラス名を使用すると,2 つのサービスに同じ名前を付けて,互いに競合しないようにすることもできます。
たとえば,いくつかのクライアント・システムで使用される異なるオンディスク構造に対して,異なるクラス名をつけることができます。あるクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ODS-2 を使用し,別のクライアント・システムでは SERVICEA/CLASS=ISO_9660 を使用します。サービス名は同じ (SERVICEA) ですが,クラス名は異なります。
使用するクラス名は,作成するサービスに接続するクライアント・システムに依存します。デフォルトのクラス名は ODS_2 です。たとえば,OpenVMS システムは,InfoServer デバイスをマウントするとき, ODS_2 名前空間を使用します。 OpenVMS クライアントは,ODS_2 サービス・クラスに属しているサービスのみ利用できることに注意してください。
有効なクラス名は,次のとおりです。
V2.0 PCSA MS-DOS クライアントが理解する名前 Unformatted 仮想ディスクは形式を持っていません MSDOS MSDOS 仮想ディスク ODS_2 VMS 仮想ディスク UNIX UNIX 仮想ディスク ISO_9660 ISO 9660 CD 形式 HIGH_SIERRA MS-DOS CD 形式 APPLE Macintosh HFS 形式 SUN Sun 形式
/PASSWORD=passwordString
/NOPASSWORD
オプションのサービス・アクセス制御パスワードを指定します。パスワードが設定されたサービスにクライアント・システムがアクセスするためには,パスワードを指定する必要があります。パスワードは最大 39 文字の英数字文字列です。パスワードを指定しなかった場合には,クライアント・システムではこのサービスにアクセスする場合に,パスワードの入力を求められません。
テキストのパスワードは暗号化された形式で,他のサービス情報とともにメモリに保存されます。
/RATING=DYNAMIC
/RATING=STATIC=value
該当するサービスが複数ある場合には,クライアントはサービス評価点を使用してサービスを選択します。最高のサービス評価点を持ったサービスが選択されます。システムは動的サービス評価点を負荷に応じて調整します。
静的評価点を 0〜65535 の範囲で指定することもできます。システムは静的評価点は調整しません。
/READAHEAD
/NOREADAHEAD
キャッシュ・ブロックを埋めるためのディスクの読み取りが必要になったときに, /READAHEAD 修飾子は,読み取り範囲が,要求された最初のブロックから,バケット境界の最後までであることを指示します。先読みすることによって,必要なディスク・ブロックが前もってキャッシュにロードされるので,シーケンシャル操作の速度が向上します。/READAHEAD 修飾子と /READBEHIND 修飾子の両方を指定しておくと,キャッシュ・バケット内のブロックが要求されたときに,そのブロックのバケット範囲全体がキャッシュに読み込まれます。
/READBEHIND
/NOREADBEHIND
キャッシュ・ブロックを埋めるためのディスクの読み取りが必要になったときに, /READBEHIND 修飾子は,読み取り範囲が,キャッシュ・バケット境界の先頭から要求されたブロックまでであることを指示します。/READAHEAD 修飾子と /READBEHIND 修飾子の両方を指定すると,キャッシュ・バケット内のブロックが要求されたときに,そのブロックのバケット範囲全体がキャッシュに読み込まれます。
/READERS=number
クライアントの読み取りアクセスで許される同時接続の最大数を指定します。
$ INFOSERVER SET SERVICE FUNDY/NOPASSWORD
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