HP OpenVMS Systems Documentation |
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特定のノードの PEDRIVER チャネル情報を表示します。それぞれのチャネルは,ローカル・システムの LAN デバイスとリモート・システムの LAN デバイスの間にある単一の NISCA 通信パスです。SHOW CHANNEL コマンドを使用すると,ノード名および,ローカルとリモートのデバイス名を表示できます。
SHOW CHANNEL ノード名
ノード名[,...]
特定のノードへのチャネルを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。
/ALL
全チャネル・データを含めます。/COUNTERS
チャネル・カウンタ・データを含めます。/ECS
/NOECS
ECS のメンバである (またはメンバではない) チャネルのみを含めます。/EXCLUDE=(ノード名[,...])
特定のノードへのチャネルを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。/INTERVAL
/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。/LOCAL_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/n
n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,そこに出力します。/REMOTE_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのリモート終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/SDA
1 つのチャネルに対して 1 つの表示ですべてのデータを収集する, SDA 形式で表示されたチャネル・データを含めます。/SUMMARY
チャネル要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW CHANNEL NODE20/LOCAL=EWA |
ローカル・デバイス EWA で定義されたすべてのノードと, NODE20 で始まる任意のリモート・デバイスとリモート・ノード名のチャネル定義データを表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW CHANNEL/COUNTERS/INTERVAL SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10 SCACP> SHOW CHANNEL/COUNTERS/INTERVAL |
最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わったチャネル・カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW CHANNEL コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。
| #3 |
|---|
SCACP> SHOW CHANNEL/1/3 |
全チャネルのデータのうち,1 ページ目と 3 ページ目を表示します。 1 ページ目には Channel Summary データがあり,3 ページ目には Channel Equivalent Channel Set (ECS) データがあります。
SCA サーキット情報を表示します。各ノード名は,単一のサーキットを一意に識別するために追加のパラメータを指定して,さらに修飾することができます。
SHOW CIRCUIT ノード名
ノード名[,...]
個別のノードへの特定のサーキットを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。
/EXCLUDE=(ノード名[/PORT=ポート名[/RSTATION=n]][,...])
あるノードへの特定のサーキットを除外できます。同一のノードに対して複数のサーキットが存在する場合, /PORT および /RSTATION 修飾子を使用すると一意にサーキットを識別できます。/PORT=ポート名[/RSTATION=n]
同一のノードに対して複数のサーキットが存在する場合, /PORT および /RSTATION 修飾子を使用すると一意にサーキットを識別できます。 /RSTATION 修飾子は,/PORT 修飾子とともにのみ使用できます。
SCACP>SHOW CIRCUIT |
ポート PEA0 を経由するノードへのすべてのサーキットを表示します。
Circuit data for CLUIO2 at 07-DEC 11:55:31.80 Node Port Priority Load Remote Remote Name Name Cur Mgt Class State Station Type -------- -------- ---- ---- -------- -------- ------- -------- LYNX03 PEA0 0 0 10 Open dc NI CLUIO1 PEA0 0 0 10 Open dd NI PRMMC2 PEA0 0 0 10 Open de NI RXBOT1 PIB0 5 0 48 Open 4 RF72 RXTOP1 PIB0 5 0 48 Open 1 RF73 RXTOP0 PIB0 5 0 48 Open 0 RF73 CLUIO1 PIB0 5 0 48 Open 7 N710 R4JC3I PIC0 5 0 48 Open 7 RF73 R4HLEK PIC0 5 0 48 Open 5 RF73 R4XEWM PIC0 5 0 48 Open 3 RF73 R4A1FN PIC0 5 0 48 Open 2 RF73 R4XSVE PIC0 5 0 48 Open 4 RF73 R4VLNI PIC0 5 0 48 Open 1 RF73
SCACP>SHOW CIRCUIT* /PORT=PEA0 |
すべてのノードへのすべてのサーキットを表示します。
Circuit data for CLUIO2 at 07-DEC 12:42:23.03 Node Port Priority Load Remote_Port Name Name State Cur Mgt Class Number Type -------- -------- -------- ---- ---- -------- ------- -------- LYNX03 PEA0 Open 0 0 100 dc NI CLUIO1 PEA0 Open 0 0 10 dd NI PRMMC2 PEA0 Open 0 0 10 de NI
PEDRIVER デバイス・データを表示します。それぞれのデバイスは,システム上にあるローカル LAN デバイスであり,NISCA 通信に使用できます。
SHOW LAN_DEVICE LAN デバイス名
LAN デバイス名[,...]
特定の LAN デバイスを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。/EXCLUDE 修飾子を使用すると,LAN デバイスを除外できます。
SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/ALL
全デバイス・データを含めます。/COUNTERS
PEDRIVER で保守されるデバイス・カウンタ・データと, LAN ドライバで保守されるカウンタ・データを含めます。/EXCLUDE=(LAN デバイス名[,...])
特定の LAN デバイスを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。/INTERVAL
/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。/n
n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,そこに出力します。/SDA
1 つの LAN デバイスに対して 1 つの表示ですべてのデータを収集する, SDA 形式で表示された LAN デバイス・データを含めます。/SUMMARY
デバイス要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS |
デバイス・カウンタを表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS/INTERVAL SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10 SCACP> SHOW LAN_DEVICE/COUNTERS/INTERVAL |
最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わったデバイス・カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。
選択した SCA ポートに関する情報を表示します。
SHOW PORT ポート名
ポート名[,...]
特定の SCA ポートについての情報を表示します。指定にはワイルドカードを使用できます。ポート名を指定しないと,ノードのすべてのポートが表示されます。
/EXCLUDE=(ポート名[,...])
表示から特定のポート名を除外します。ポート名の指定にはワイルドカードは使用できません。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,コマンドをそのファイルに出力します。
SCACP> SHOW PORT |
次に似た出力が生成されます。
Port data for CLUIO2 at 06-DEC 15:01:25.82 Port Mgt Msgs Msgs Dgrams Dgrams Name Prio Sent Rcvd Sent Rcvd ------ ---- ---------- ---------- ---------- ---------- PEA0 0 64582 92237 0 0 PIB0 0 95276 148937 0 0 PIA0 0 0 0 0 0 PIC0 0 62030 115148 0 0
PEDRIVER トレース・データとパラメータを表示します。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンドとその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
SHOW TRACE ノード名
ノード名[,...]
特定のノードへのチャネルを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。
SHOW CHANNEL コマンドを使用すると,ノード名,およびローカルとリモートのデバイス名を表示できます。
/CONTEXT
PEDRIVER トレース設定とイベント定義のみを表示します。この修飾子が指定されていない場合,トレース・イベント・データが表示されます。/EVENT=(イベント1[,...])
特定のイベントのトレースを許可します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定は,トレース・バッファ内にあるすべてのイベントです。SHOW TRACE/CONTEXT コマンドを使用すると,イベント名を表示できます。
/EXCLUDE[=(ノード名[,...])
特定のノードに対するチャネルを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。
/GLOBAL (ノードが指定されない場合の省略時設定)
/NOGLOBAL (ノードが指定された場合の省略時設定)
グローバル・トレース・データが戻されるかどうかを指定します。/INPUT=ファイル名
指定されたファイルからデータを読み込み,それを表示します。/LOCAL_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/OUTPUT=ファイル名
指定したファイルを作成し,そこに出力します。ファイル名の拡張子が .DMP である場合,後で /INPUT 修飾子を使って表示できるように,トレース・データがダンプ・ファイルに書き込まれます。/REMOTE_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのリモート終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/SORT
/NOSORT (省略時の設定)
チャネル,VC,トレース・バッファのすべてで順次番号によってソートされたトレース・データを返します。省略時の設定では,トレース・データはチャネルと VC に対して一度に 1 つずつ順に戻され,チャネルと VC 全体では順番になっていません。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW TRACE/CONTEXT |
トレース設定と定義を表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW TRACE/OUTPUT=NODE10.TRC |
トレース・データを表示し,指定されたファイルに書き込みます。
SHOW TRACE/CONTEXT コマンドの画面出力例は次のとおりです。
SYS999 Trace Context 31-JAN-2001 10:59:28.25: Trace buffer size requested 2048 bytes Trace buffer total allocated 92160 bytes Trace buffer allocations 45 successful Trace buffer allocations 0 failed Current trace sequence number 812286047 System cycle counter 404196 cps Stop tracing 0 events after stop event Trace Stop Default Event ----- ---- ------- ----- Active Y Error Active Penalize_ch Active Timer Active Listen_timr Active Handsh_timr Active Size_probe Active Delay_msmt Active Verf_vack Active Y CC_event Active Y CC_state Active Y Path_state Active Y ECS_state Active ACK_process Active Y Chan_update Active Rcvd_CC_msg Active Rcvd_TR_msg Active Send_TR_msg Active Xmt_failed Active Y VC_state Active ACK_timeout Active Y TMO_listen Y No_path Channel Selection: Local Dev Remote Dev Remote Node Name Selection --------- ---------- ---------------- --------- All channels and VCs selected
PEDRIVER 仮想サーキット・データを表示します。それぞれの VC はチャネルの集合を構成するローカル・システムとリモート・システムの間の SCACP 通信パスです。SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,ノード名を表示でき,これは単にリモート・ノードの名前を示します。
SHOW VC ノード名
ノード名[,...]
特定のノードを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。
/ALL
すべての VC データを含めます。/COUNTERS
VC カウンタ・データを含めます。/EXCLUDE=(ノード名[,...])
特定のノードを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,VC 名を表示でき,これは単にリモート・ノードの名前を示します。
/INTERVAL
/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。/n
n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,そこに出力します。/SDA
SDA 形式で表示される VC データを含めます。/SUMMARY
VC 要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW VC/COUNTERS NODE10 |
名前 (リモート・ノード名) が NODE10 で始まるすべての VC に対して, VC カウンタを表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10 SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL |
最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わった VC カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW CHANNEL コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。
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