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HP OpenVMS Systems
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HP OpenVMS

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V8.2 リリース・ノート【翻訳版】


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4.26 システム・パラメータ

ここでは,システム・パラメータに関する注意事項について説明します。

4.26.1 新しいシステム・パラメータ

V8.2

OpenVMS Version 8.2 で導入された新しいシステム・パラメータは,次のとおりです。

ERLBUFFERPAG_S2
ERRORLOGBUFF_S2
SCSI_ERROR_POLL
SHADOW_HBMM_RTC
SHADOW_REC_DLY
SHADOW_SITE_ID
SYSSER_LOGGING
TTY_DEFCHAR3
VHPT_SIZE (I64 のみ)

DEVICE_NAMING パラメータが以前のリリースから導入されていましたが,ドキュメントに記載されていませんでした。このリリースから記載されました。

すべてのシステム・パラメータの定義については,オンライン・ヘルプ,または『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

4.26.2 廃止されたシステム・パラメータ

V8.2

次のシステム・パラメータは, OpenVMS Version 8.2 で「廃止」扱いになりました。

BJOBLIM
BOOT_STYLE
EXUSRSTK
LAMAPREGS
NISCS_LAN_OVRHD
NJOBLIM
QBUS_MULT_INTR
SA_APP
SBIERRENABLE
SCSCONNECT
SD_ALLOCLASS
TAILORED
UDABURSTRATE
VECTOR_MARGIN
VECTOR_PROC
XFMAXRATE

4.26.3 廃止されたシステム・パラメータの表示

V8.2

SYSGEN,SYSMAN,SDA,および SYSBOOT ユーティリティの SHOW コマンドは,次のいずれかを実行しない限り,廃止されたシステム・パラメータを表示しません。

4.26.4 システム・パラメータの変更

V8.2

OpenVMS Version 8.2 では,デフォルト値,最小値,最大値を最適なものにするために,多数のシステム・パラメータがアップデートされています。

これらのパラメータの詳細は,オンライン・ヘルプ,または『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照してください。

4.26.5 MMG_CTLFLAGS: ドキュメントの誤り

V8.2

オンライン・ヘルプ,『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』,『OpenVMS Performance Management』でのシステム・パラメータ MMG_CTLFLAGS のビット 0 の記述が正しくありません。ビット 0 の正しい記述は,次のとおりです。

「このビットを設定すると,定期的に実行されるが,その他のときにはアイドル状態となるプロセスからトリミングすることによる再生が有効になる。この状況が発生するのは,空きリストと変更リストの合計サイズが FREEGOAL の値の 2 倍より小さくなったときである。ビットがクリアされている場合は,この機能は無効である。」

『OpenVMS Performance Management』のビット 1 の記述にも誤りがあります。正しい記述は,次のとおりです。

「LONGWAIT 秒より長い時間アイドルであったプロセスを外部にスワップすることによる再生が有効になります。これは,空きリストのサイズが FREEGOAL の値より小さくなったときに発生します。」

4.27 Terminal Fallback Facility (TFF)

OpenVMS Alpha システムの Terminal Fallback Facility (TFF) には,フォールバック・ドライバ (SYS$FBDRIVER.EXE),共有イメージ (TFFSHR.EXE), Terminal Fallback ユーティリティ (TFU.EXE),フォールバック・テーブル・ライブラリ (TFF$MASTER.DAT) が含まれます。

注意

ユーザが呼び出し可能なインタフェースとして公開されているものではないため, TFFSHR は IMAGELIB から削除されています。ただし,イメージは現在でも SYS$LIBRARY: ディレクトリにあります。

TFF を起動するには,次のように SYS$MANAGER にある TFF スタートアップ・コマンド・プロシージャを起動します。


$ @SYS$MANAGER:TFF$SYSTARTUP.COM

フォールバックを有効にしたり,フォールバック属性を変更するには,次のように Terminal Fallback ユーティリティ (TFU) を起動します。


$ RUN SYS$SYSTEM:TFU
TFU>

端末に対するデフォルトのフォールバックを有効にするには,次の DCL コマンドを入力します。


$ SET TERMINAL/FALLBACK

OpenVMS Alpha TFF は,次の点で OpenVMS VAX TFF と異なります。

RT 端末は TFF ではサポートされません。

Terminal Fallback Facility の詳細については, OpenVMS ドキュメント Web サイトで,アーカイブ扱いになった『OpenVMS Terminal Fallback Utility Manual』を参照してください。

http://www.hp.com/go/openvms/doc

このマニュアルを参照するには,左側のサイドバーに表示されている "Archived documents" をクリックしてください。

4.28 タイム・ゾーンの変更

V8.2

OpenVMS Version 8.2 では,204 個のタイム・ゾーンの追加と既存のタイム・ゾーンのアップデートが行なわれ,タイム・ゾーンが合計 540 個になりました。このタイム・ゾーンのリストは,次の URL でアクセス可能なタイム・ゾーンのパブリック・データベース "tzdata2003e.tar.gz" をベースにしています。

ftp://elsie.nci.nih.gov/pub/

『OpenVMS システム管理者マニュアル (下巻)』の付録に,すべてのタイム・ゾーンの一覧があります。

4.29 User Environment Test Package (UETP) (I64 のみ)

V8.2

User Environment Test Package (UETP) を使用する際には,以下の点に注意が必要です。

4.30 推奨するキャッシュ方式

V8.2

Virtual I/O キャッシュ (VIOC) (別名 VAX Cluster キャッシュ (VCC)) は, OpenVMS I64 では利用できません。 I64 システムでは,SYSGEN パラメータの VCC_FLAGS に 1 を設定しても, 0 を設定したのと同じになります。したがって,キャッシュはロードされません。

Alpha システムと I64 システムの両方でお勧めできるキャッシュ方式は,拡張ファイル・キャッシュ (XFC) です。 XFC の詳細は『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

OpenVMS Alpha の将来のリリースでは,VIOC はサポートされなくなります。

4.31 Volume Shadowing for OpenVMS

ここでは, HP Volume Shadowing for OpenVMS (ホスト・ベース・ボリューム・シャドウイング (HBVS) とも言います) に関する注意事項について説明します。

4.31.1 デバイス名の必要条件

V7.3-2

Volume Shadowing for OpenVMSは,完全デバイス名 $alloclass$ddcu: の ddc 部分が 3 文字のデバイス名をサポートしています。

このリリースより前では,完全デバイス名の ddc 部分が長いデバイス名 (たとえば,$1$DECRAM10:) を作成でき,これらのデバイスを正しくマウントできました。ただし,このようなデバイスをシャドウ・セットの一部としてマウントすると,操作上の問題 (たとえば,他のディスクをシャドウ・セットに追加した場合の %MOUNT-F-XSMBRS エラー) が発生します。

OpenVMS Alpha Version 7.3-2 からは,Mount ユーティリティは,デバイスを最初にマウントする際に,完全デバイス名の ddc 部分に対し 3 文字という必要条件を強制するようになりました。この必要条件を満たしていない名前のデバイスをマウントしようとすると,次のエラー・メッセージが表示されます。


MOUNT-F-NOTSHDWDEV, not a valid shadow set member 

4.31.2 DCL コマンド・プロシージャ内での SET SHADOW と SHOW SHADOW の使用についての警告

V7.3-2

新しい DCL コマンド SET SHADOW および SHOW SHADOW は,今後も進化します。将来のリリースでは, SHOW SHADOW/FULL 表示のデフォルトの表示および実装により,現在の表示フォーマットが変更されます。このため,DCL コマンド・プロシージャ内で現在の出力フォーマットを解析することでシャドウ・セットの情報を取得することは避けるようにお勧めします。 SHOW SHADOW コマンドが表示する項目の大部分は, F$GETDVI レキシカル関数を使用して取得することができます。

さらに,SET SHADOW コマンドの動作も変更されます。 SET SHADOW を使用してシステム上のすべてのシャドウ・セットの特性を同時に設定する場合は,他の新しい修飾子に加え,新しい /ALL 修飾子が必要です。

これらの新しいコマンドを使用する DCL コマンド・プロシージャを作成する場合は,これらの変更を念頭に置いてください。

4.31.3 書き込みビットマップと異種デバイス・シャドウイング (DDS) の注意事項

V7.3-2

Volume Shadowing for OpenVMS を使用するときには,書き込みビットマップと異種デバイス・シャドウイング (DDS) の間に相互作用があります。

DDS (OpenVMS Version 7.3-2 の新機能) を使用すると,異なるサイズのディスク・デバイスからなるシャドウ・セットを構築できます。 (DDS についての詳細は,『HP OpenVMS Alpha Version 7.3--2 新機能説明書』と『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。)

書き込みビットマップは,完全コピーのオーバヘッドなしでメンバを仮想ユニットに戻せるように,シャドウ・セットの仮想ユニットに対して行われたアプリケーションの書き込みを追跡します。ユーザがシャドウ・セット・メンバに対して DISMOUNT/POLICY=MINICOPY コマンドを実行した場合や, MOUNT/POLICY=MINICOPY コマンドを使用してシャドウ・セットをマウントした場合に,書き込みビットマップが作成されます。このビットマップが作成されるときのサイズは,ボリュームの現在のサイズに依存します。

シャドウ・セットがマウントされるとき,そのシャドウ・セットの仮想ユニットの論理サイズは,最小のメンバ・ユニットのサイズになります。シャドウ・セットのメンバが削除された場合,仮想ユニットの論理サイズは,セット内に残っているメンバのサイズを基にして,再計算されます。その結果,仮想ユニットの論理サイズは,大きくなることがあります。

シャドウ・セットに書き込みビットマップが作成されるとき,そのサイズは,シャドウ・セットの仮想ユニットの現在のサイズによって決まります。仮想ユニットのサイズが後で大きくなると,ビットマップは仮想ユニット全体をカバーできなくなります。その後,ビットマップを使用してミニコピー操作でシャドウ・セット・メンバを戻すと,仮想ユニット内でビットマップがカバーしていない部分は,フル・コピー操作でコピーされます。

この問題を,次の例で示します。

小さいシャドウ・セット・メンバの削除を予定している場合は,ミニコピー・ビットマップ付きで大きなシャドウ・セット・メンバを削除する前に小さいメンバを削除すれば,大きなビットマップが作成され,短いビットマップで性能へ悪影響を及ぼすのを避けることができます。 (上記の例では,$1$DGA22: を削除する前に $1$DGA20: を削除します。)

4.31.4 KZPDC (Smart Array 5300) の制限事項

V7.3-2

すべてのシャドウ・セット・メンバが,次のようなフォルト・トレラント・デバイスからなるデバイスを使用して形成されているという前提で,Volume Shadowing for OpenVMS は, KZPDC コントローラ (Smart Array 5300) とともに使用できます。

KZPDC (Smart Array 5300) コントローラでのフォルト・トレラント・デバイスは,基礎となる LUN のいずれかでメディア障害が発生した場合に,データ・エラーを修復できるデバイスです。

OpenVMS Alpha Version 7.3-2 およびそれ以降は,総ブロック数が異なるメンバからなるシャドウ・セットをサポートしています。この新しい機能は,異種デバイス・シャドウイング (DDS) と言います。 DDS を使用すると,KZPDC デバイスは,サポートされている任意のコントローラ下のデバイスとシャドウ化できます。

以前のすべてのバージョンの OpenVMS では,HBVS で複数メンバのシャドウ・セットを作成するためには,すべてのデバイスは,総ブロック数が同じでなければなりませんでした。構成ユーティリティは, KZPDC デバイスや MSA1000 デバイス上のブロックの総数として,作成可能で,要求されたサイズに最も近い値を設定します。 KZPDC と MSA1000 は同じ計算方法を使用するため,同じ要求サイズで両者に作成されたデバイスには,同じサイズが設定されます。これにより,HBVS で複数メンバのシャドウ・セットを作成できます。

注意

フォルト・トレラント・デバイスが使用されていない場合は, HBVS を使用して複数メンバのシャドウ・セットを作成できないこともあります。たとえば,単一メンバのシャドウ・セットが, 1 つのデバイス (物理ディスクまたは非フォルト・トレラント・デバイス) を使用して形成されたとします。その後このデバイスで回復不可能なデータ・エラーが発生した場合, HBVS を使用してこのシャドウ・セットに他のメンバを追加することはできません。 2 つ目のメンバがシャドウ・セットに追加されると, HBVS はソース・デバイス全体を読み取り,ターゲット・デバイスへコピーします。基本シャドウ・セット・メンバ (つまりソース・シャドウ・セット・メンバ) からデータ・エラーが読み取られると, HBVS は,現在のすべてのシャドウ・セット・メンバ (ソース・メンバとコピー・ターゲット) に,「バッド・スポット」を作成しようとします。いずれかのシャドウ・セット・メンバで,バッド・スポットを作成する要求が失敗すると,シャドウ・セットは,1 メンバに縮小されます。

4.31.5 シャドウ・セット・マージ遅延の算出方法の変更

V7.3-2

シャドウ・セットの補助なしマージ操作の実行中には,アプリケーションの読み込み I/O の性能が,次の 2 つの理由で低下します。

シャドウ・セット・マージ操作では,アプリケーションへのマージ I/O の影響を少なくするために,絞り込みメカニズムを採用しています。マージ処理は,システムの負荷が検出されたときにマージ I/O 操作間に遅延を入れることにより,絞り込まれます。この遅延を算出するロジックが, OpenVMS Alpha Version 7.3-2 用に再設計されました。新しいマージ遅延の計算では,デフォルトのパラメータ設定で, HSG80 などの一部の I/O コントローラでのマージ速度が速くなります。詳細は,『Volume Shadowing for OpenVMS 説明書』を参照してください。

4.31.6 ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドの動作

V7.3-2

ANALYZE/DISK_STRUCTURE コマンドに /SHADOW 修飾子 (OpenVMS Version 7.3-2 での新修飾子) を指定すると,シャドウ・セット全体の内容,またはシャドウ・セット内の指定された範囲のブロックが,矛盾していないかチェックされます。

何らかの理由でシャドウ・セットのメンバに接続上の問題が発生すると, ANALYZE/DISK_STRUCTURE コマンドは受け取ったエラーを表示してから, DCL プロンプトに戻ります。

接続上の問題を解消し,同じシャドウ・セット上でこのユーティリティを再度実行するには, ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドを再実行する前に,仮想ユニット上に一時ファイルを作成する必要があります。

また,作成後一度もフル・マージが行われていないシャドウ・セットの場合,このユーティリティは,シャドウ・セット・メンバ間の,説明可能な矛盾について報告することがあります。このような矛盾は, /ERASE 修飾子なしで DCL コマンド INITIALIZE/SHADOW を使用してシャドウ・セットが作成され,各ディスク・デバイスが異なる内容を持っていた場合に発生します。この矛盾はディスク破壊ではないということを認識することが重要です。異なると報告されたブロックは,まだ書き込みが行われておらず,古いデータが入っている可能性があります。矛盾が報告されたブロックも,ファイルに割り当てられていることがあります。これは,ファイルのエンド・オブ・データの位置と,割り当てられたスペースの終わりとの間に,書き込まれていないスペースが存在することがあるためです。

フル・マージを行うと,このような矛盾をなくすことができます。フル・マージを開始するには, DCL コマンド SET SHADOW/DEMAND_MERGE DSAxxx を実行します。コントローラ・ベースのミニマージをサポートしているコントローラ (HSJ50 など) がサービスを行っているデバイスの場合,このコマンドは,シャドウ・セットがクラスタ内の 1 つのノードにのみマウントされている間に実行しなければなりません。そうしないと,ミニマージが発生し,矛盾は解決できなくなります。単一メンバのシャドウ・セットにメンバを追加する場合は,フル・コピー操作を行うことでも,ファイル・システムの内部と外部の両方でディスクの一貫性が保たれます。

フル・マージ実行後に ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドがエラーを報告した場合は,これらのエラーについて調査する必要があります。

ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドの動作については, 第 4.31.7 項 も参照してください。

4.31.7 異種デバイス・シャドウ・セットでの ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドの動作

V7.3-2

ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドは,新しいメンバの追加後にシャドウ・セットが論理的に拡張されてからフル・マージが発生していない場合にも,説明可能な矛盾を報告することがあります。この問題を,次の例で説明します。

ANALYZE/DISK/SHADOW が報告する矛盾は,問題となっているスペースにアプリケーションがまだ書き込んでいないので,無害です。

ANALYZE/DISK/SHADOW コマンドの動作については, 第 4.31.6 項 も参照してください。

4.31.8 /MINICOPY を使用したシャドウ・セット・メンバのディスマウント

V7.3

シングル・サイトまたはマルチ・サイトの OpenVMS Cluster 構成では,クライアント・システムでシャドウ・セットのメンバのディスマウントに, /MINICOPY 修飾子を使用して DISMOUNT コマンドを実行すると, DISMOUNT コマンドが失敗することがあります。

回避方法

最初の DISMOUNT コマンドが失敗した場合,次の例のようにコマンドを繰り返します。


$! The following commands are NOT executed on the WILD3 system. 
$ 
$ SHOW DEVICE DSA5555 
Device                  Device           Error    Volume         Free  Trans Mnt 
 Name                   Status           Count     Label        Blocks Count Cnt 
DSA5555:                Mounted              0  $80$DKA107:    7994646     1  18 
$80$DKA107:    (WILD3)  ShadowSetMember      0  (member of DSA5555:) 
$80$DKA302:    (WILD3)  ShadowSetMember      0  (member of DSA5555:) 
$80$DKA303:    (WILD3)  ShadowSetMember      0  (member of DSA5555:) 
$ 
$ 
$ DISMOUNT/POLICY=MINICOPY $80$DKA302: 
%DISM-W-CANNOTDMT, $80$DKA302: cannot be dismounted 
%DISM-F-SRCMEM, only source member of shadow set cannot be dismounted 
$ 
$ 
$ DISMOUNT/POLICY=MINICOPY $80$DKA302: 
$ 

この問題は,今後のリリースで修正される予定です。


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