HP OpenVMS Systems Documentation |
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Analyze/RMS_File ユーティリティを起動します。このユーティリティを使用すると, OpenVMS RMS ファイルの内部構造を検査し分析することができます。 /RMS_FILE 修飾子は必須です。Analyze/RMS_File ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS Record Management Utilities Reference Manual』あるいはオンライン・ヘルプを参照してください。
ANALYZE/RMS_FILE ファイル指定[,...]
SSLOG.DAT ファイルを分析します。このファイルにはシステム・サービスのログ・データが格納されています。 /SSLOG 修飾子は必須です。詳細は,オンライン・ヘルプの ANALYZE/SSLOG,または『OpenVMS System Analysis Tools Manual』のシステム・サービス・ログに関する章を参照してください。
ANALYZE/SSLOG [修飾子] [ファイル指定]
システム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティを起動します。このユーティリティは,実行中のシステムを分析します。 /SYSTEM 修飾子は必須です。Alpha システムおよび I64 システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS System Analysis Tools Manual』またはオンライン・ヘルプを参照してください。 VAX システムにおけるシステム・ダンプ・アナライザ・ユーティリティについての詳細は,『OpenVMS VAX System Dump Analyzer Utility Manual』 1 を参照してください。
ANALYZE/SYSTEM
1 このマニュアルはアーカイブされています。すでにメンテナンスされておらず,OpenVMS のドキュメント・セットにも含まれていません。ただし,http://www.hp.com/go/openvms/doc からオンラインで参照するか,オンライン・ヘルプで参照することができます。 |
指定された出力ファイルに, 1 つまたは複数の指定された入力ファイルの内容を追加します。
APPEND 入力ファイル[,...] 出力ファイル
入力ファイル[,...]
追加する1つ,または複数の入力ファイルの名前を指定します。入力ファイルは,すべて指定された順に,出力ファイルの最後に追加されます。複数の入力ファイルを指定する場合には,コンマ (,) またはプラス記号 (+) で区切ります(コンマとプラス記号は,同じ意味に解釈されます)。入力ファイルには,ワイルドカード文字 (* と %) を使用することができます。
出力ファイル
入力ファイルが追加されるファイルの名前を指定します。少なくとも1つの出力ファイルを指定しなければなりません。装置やディレクトリを指定しなかった場合には,APPEND コマンドは,現在の省略時の装置およびディレクトリを使用します。省略したファイル指定要素に対しては,APPEND コマンドは,入力ファイルの対応する要素を使用します。
出力ファイルの指定時にアスタリスク・ワイルドカード文字 (*) を使用すると, APPEND コマンドは,指定した入力ファイルの対応する要素を使用します。複数の入力ファイルを追加している場合には,最初の入力ファイルの対応する要素を使用します。
APPEND コマンドの構文と機能は,COPY コマンドの構文と機能に似ています。通常,APPEND コマンドは, 1つまたは複数のファイルの内容を既存のファイルの最後に追加します。この時,バージョン番号は増えません。 /NEW_VERSION 修飾子を指定すると,その名前を持つファイルが存在しない場合は,新しい出力ファイルが作成されます。DECwindows 複合ドキュメントに APPEND コマンドを使用する場合には,特に注意してください。詳細は『Guide to OpenVMS File Applications』を参照してください。
/ALLOCATION=ブロック数
出力ファイルの初期占有サイズを,1ブロック 512 バイトのブロック数で設定します。 /ALLOCATION 修飾子が指定されていない場合や, /ALLOCATION修飾子にブロック数を指定しない場合には,出力ファイルの初期占有サイズは,入力ファイルのサイズによって決定されます。占有サイズは,/NEW_VERSION 修飾子が指定され,新しいファイルが実際に作成される場合にだけ適用されます。
/BACKUP
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,最新のバックアップの日時をもとにファイルを選択します。この修飾子は他の時刻属性を指定する修飾子,/CREATED,/EXPIRED,および /MODIFIED 修飾子とは同時に指定できません。これら 4 つの修飾子のいずれも指定しない場合には,省略時の設定として /CREATED 修飾子が使用されます。/BEFORE[=時刻]
指定された時刻以前の時刻属性をもつファイルを選択します。絶対時刻,または絶対時刻とデルタ時間の組み合わせを指定します。また,BOOT,LOGIN,TODAY( 省略時の設定 ),TOMORROW,および YESTERDAY というキーワードも指定できます。適用する時刻属性は,/BACKUP,/CREATED( 省略時の設定 ),/EXPIRED,または /MODIFIED 修飾子のいずれかで指定します。時刻指定の詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』,またはオンライン・ヘルプのトピック Date を参照してください。
/BLOCK_SIZE=n
COPY が使用する省略時のブロック・サイズ (124) を指定変更します。 1 〜 127 の範囲の値を指定することができます。/BY_OWNER[=利用者識別コード]
ファイル所有者の利用者識別コード (UIC) が,指定された所有者 UIC と一致する場合にだけ,そのファイルを選択します。 /BY_OWNER 修飾子だけを指定し,UIC を省略した場合には,現在のプロセスの UIC が使用されます。UIC を指定する場合には,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』に説明されている標準的な UIC 形式を使用します。
/CONFIRM
/NOCONFIRM (省略時の設定)
ファイルに対する各 APPEND 操作の実行を確認するために,操作の前に確認を要求します。システムがプロンプトを表示したら,次のいずれかの応答を入力します。
YES NO QUIT TRUE FALSE [Ctrl/Z] 1 0 ALL [Return]
応答には,大文字と小文字を任意に組み合わせて使用することができます。単語による応答は,1 文字以上 ( たとえば,TRUE の場合は T,TR,またはTRU) に短縮することができます。肯定応答は,YES,TRUE,1 です。否定応答は,NO,FALSE,0, Return です。QUIT と Ctrl/Z は,その時点でコマンドの処理を停止する時に使用します。ALL を応答すると,コマンドは処理を継続しますが,プロンプトは表示されなくなります。上記に示されていない応答を入力すると,DCL はエラー・メッセージを出力し,同じプロンプトがもう一度表示されます。
/CONTIGUOUS
/NOCONTIGUOUS
出力ファイルが物理的に連続したディスク・ブロックを使用するかどうかを指定します。何も指定されていない場合には,APPEND コマンドは,対応する入力ファイルと同じ属性で出力ファイルを作成し,十分な連続領域が無くてもエラー・メッセージは表示しません。この修飾子は,/NEW_VERSION 修飾子とともに使用します。入力ファイルが連続している場合には,連続した領域に出力ファイルを作成しようとしますが,連続した出力ファイルを作成するための十分な領域がない場合でもエラーは報告しません。属性の異なる複数の入力ファイルを追加する場合には,出力ファイルは,連続したファイルになることも非連続のファイルになることもあります。確実に連続した領域に出力ファイルを作成したい場合は, /CONTIGUOUS 修飾子を使用する必要があります。
/CREATED (省略時の設定)
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,作成日時をもとにファイルを選択します。この修飾子は他の時刻属性を指定する修飾子,/BACKUP,/EXPIRED,および /MODIFIED 修飾子とは同時に指定できません。これら 4 つの修飾子のいずれも指定しない場合には,省略時の設定として /CREATED 修飾子が使用されます。/EXCLUDE=(ファイル指定[,...])
指定されているファイル(1つまたは複数)と一致するファイルを, APPEND操作から除外することを指定します。ファイル指定にはディレクトリを含むことはできますが,装置を含むことはできません。ファイル指定の中で,ワイルドカード文字 (* と %) を使用することができますが,相対バージョン番号を指定して特定のバージョンを除外することはできません。 1つのファイルだけを指定する場合には,括弧を省略できます。/EXPIRED
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,満了日時をもとにファイルを選択します ( 満了日は,SET FILE/EXPIRATION_DATE コマンドで設定します )。この修飾子は他の時刻属性を指定する修飾子,/BACKUP,/CREATED,および /MODIFIED 修飾子とは同時に指定できません。これら 4 つの修飾子のいずれも指定しない場合には,省略時の設定として /CREATED 修飾子が使用されます。/EXTENSION=ブロック数
ファイルを拡張するたびに,出力ファイルに追加されるブロック数を指定します。 /EXTENSION 修飾子を指定すると,/NEW_VERSION 修飾子も指定されていると解釈されるため,/NEW_VERSION 修飾子を指定する必要はありません。この修飾子は,/NEW_VERSION 修飾子と同時に指定します。拡張サイズは,新しいファイルが実際に作成される場合にだけ使用されます。
/LOG
/NOLOG (省略時の設定)
APPEND コマンドが,追加される各ファイルのファイル指定を表示するかどうかを制御します。 /LOG 修飾子を使用した場合には,APPEND コマンドは,各追加操作を実行したあとで,追加されたブロック数またはレコード数と,入力ファイルと出力ファイルのファイル名を表示します。/MODIFIED
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,最新の変更日時をもとにファイルを選択します。この修飾子は他の時刻属性を指定する修飾子,/BACKUP,/CREATED,および /EXPIRED 修飾子とは同時に指定できません。これら 4 つの修飾子のいずれも指定しない場合には,省略時の設定として /CREATED 修飾子が使用されます。/NEW_VERSION
/NONEW_VERSION (省略時の設定)
指定した出力ファイルが存在しない場合に,APPEND コマンドが,新しい出力ファイルを作成するかどうかを制御します。省略時の設定では,指定した出力ファイルは既存のファイルでなければなりません。指定した出力ファイルが存在しない場合には,新しい出力ファイルを作成するために /NEW_VERSION 修飾子を使用します。出力ファイルが存在する場合には,/NEW_VERSION 修飾子は無視され,入力ファイルはその出力ファイルに追加されます。/PROTECTION=(所有区分[:アクセス][,...])
出力ファイルに対して適用される保護を定義します。
- 所有区分は,システム (S), 所有者 (O), グループ (G) またはワールド(W) から指定します。
- アクセス・コードは,読み込み (R), 書込み (W), 実行 (E) または削除 (D) から指定します。
出力ファイルが存在する場合には,省略時の保護属性 ( 指定されていない保護属性を含む ) は,そのファイルの現在の保護設定から適用され,新しい出力ファイルが作成される場合には,現在の省略時の保護設定が使用されます。この修飾子は,/NEW_VERSION 修飾子と同時に指定します。
保護コード指定についての詳細は,『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』を参照してください。
/READ_CHECK
/NOREAD_CHECK (省略時の設定)
すべてのレコードが正しく読み込まれたかどうか確認するために,入力ファイルの各レコードを 2 回ずつ読み込むことを, APPEND コマンドに指定します。/SINCE[=時刻]
指定された時刻以降の時刻属性をもつファイルを選択します。絶対時刻,または絶対時刻とデルタ時間の組み合わせを指定します。また,BOOT,LOGIN,TODAY( 省略時の設定 ),TOMORROW,および YESTERDAY というキーワードも指定できます。適用する時刻属性は,/BACKUP,/CREATED( 省略時の設定 ),/EXPIRED,または /MODIFIED 修飾子のいずれかで指定します。時刻指定の詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』,またはオンライン・ヘルプのトピック Date を参照してください。
/WRITE_CHECK
/NOWRITE_CHECK (省略時の設定)
各レコードが正しく追加され,出力ファイルからそのレコードが正しく読み込めることを確認するために,レコードが書き出された後,そのレコードを読み込むことを APPEND コマンドに指定します。
| #1 |
|---|
$ APPEND TEST3.DAT TESTALL.DAT |
この APPEND コマンドは,省略時のディスクおよびディレクトリにあるTEST3.DAT というファイルの内容を,同様に省略時のディスクおよびディレクトリにある TESTALL.DAT というファイルに追加します。
| #2 |
|---|
$ APPEND/NEW_VERSION/LOG *.TXT MEM.SUM %APPEND-I-CREATED, USE$:[MAL]MEM.SUM;1 created %APPEND-S-COPIED, USE$:[MAL]A.TXT;2 copied to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (1 block) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]B.TXT;3 appended to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (3 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]G.TXT;7 appended to USE$:[MAL]MEM.SUM;1 (51 records) |
APPEND コマンドは,.TXT ファイル・タイプのすべてのファイルを, MEM.SUM という名前のファイルに追加します。 /LOG 修飾子は,追加された各入力ファイルの指定の表示を要求します。 MEM.SUM ファイルが存在しない場合は,APPEND コマンドは出力されるとおりに作成します。出力に示されるブロックまたはレコード数は,ターゲット・ファイルの合計ではなく,ソース・ファイルを参照します。
| #3 |
|---|
$ APPEND/LOG A.DAT, B.MEM C.* %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DAT;4 appended to USE$:[MAL]C.DAT;4 (2 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]B.MEM;5 appended to USE$:[MAL]C.DAT;4 (29 records) |
APPEND コマンドは,ファイル A.DAT および B.MEM を,すでに存在している C.DAT ファイルに追加します。
| #4 |
|---|
$ APPEND/LOG A.* B.* %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DAT;5 appended to USE$:[MAL]B.DAT;1 (5 records) %APPEND-S-APPENDED, USE$:[MAL]A.DOC;2 appended to USE$:[MAL]B.DAT;1 (1 record) |
入力ファイル指定と出力ファイル指定は,ともにファイル・タイプ・フィールドにワイルドカードが使用されています。 APPEND コマンドは,ファイル名 A の各ファイルを,ファイル名として既存のファイルに追加します。最初の入力ファイルのファイル・タイプによって,出力ファイル・タイプが決まります。
| #5 |
|---|
$ APPEND BOSTON"BILL_BESTON YANKEE"::DEMO1.DAT, DEMO2.DAT $ _To: DALLAS::DISK1:[MODEL.TEST]TEST.DAT |
この APPEND コマンドは,リモート・ノード BOSTON 上のファイル DEMO1.DAT と DEMO2.DAT を,リモート・ノード DALLAS 上のファイル TEST.DAT に追加します。
論理名を作成し,指定された論理名に1つまたは複数の等価文字列を割り当てます。既に定義されている論理名を指定した場合には,古い等価名は新しい等価名で置き換えられます。
ASSIGN 等価名[,...] 論理名[:]
等価名[,...]
1 文字から 255 文字までの文字列を指定します。等価名は通常,ファイル名や装置名,他の論理名であり,特定の論理名テーブル内の論理名に割り当てられます。文字列に大文字の英数字,ドル記号 ($),またはアンダースコア文字 (_) 以外の文字が含まれている場合には,文字列を二重引用符 (" ") で囲む必要があります。等価文字列に二重引用符が含まれている場合には,2 つの連続した二重引用符 ("") を指定します。1 つの論理名に複数の等価名を指定すると,サーチ・リストが生成されます。 1 つの論理名は,最大 128 個までの等価名を持つことができます。ファイル指定として使用される等価名を指定する場合には,等価名がファイル指定としてそのまま使用されるときに必要となる句読点(コロン (:),かぎ括弧 ([]),ピリオド (.) )を含む必要があります。したがって,装置名を等価名として指定する場合には,装置名の最後にコロンを指定しなければなりません。
ASSIGN コマンドを使用すると,同じ論理名を複数の等価名に与えることができます。1 つの論理名に対して複数の等価名を指定する場合には,サーチ・リストが生成されます。サーチ・リストについての詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
論理名[:]
論理名文字列を指定します。論理名文字列には,1 文字から 255 文字までを含むことができます。指定した論理名テーブル内の等価名を表すのに論理名を選択することができます。論理名に大文字の英数字,ドル記号,アンダースコア以外の文字が含まれている場合には,論理名を二重引用符で囲まなければなりません。論理名に二重引用符が含まれる場合には,論理名全体を二重引用符で囲み,二重引用符が必要な位置に連続した 2 つの二重引用符を指定します。論理名の最後にコロンを指定した場合,その名前を論理名テーブルに登録する前に,システムがコロンを削除します。 ( この点は DEFINE コマンドと異なります。DEFINEコマンドでは,コロンはそのまま保存されます。) プロセス・ディレクトリ論理名テーブル (LNM$PROCESS_DIRECTORY) またはシステム・ディレクトリ論理名テーブル (LNM$SYSTEM_DIRECTORY) に登録される論理名は,1 文字から 31 文字の長さでなければなりません。この長さには,ドル記号やアンダースコア文字も含みます。プロセス・ディレクトリまたはシステム・ディレクトリに登録する論理名が,論理名テーブル名に変換される場合には,名前の中の英文字はすべて大文字である必要があります。省略時の設定では,論理名はプロセス論理名テーブルに登録されます。
論理名に英数字,ドル記号およびアンダースコア文字以外の文字を含める場合には,名前を二重引用符で囲みます。論理名に二重引用符を含める場合には,名前を二重引用符で囲み,二重引用符の必要な部分に 2 つの連続した二重引用符を置きます。論理名を二重引用符で囲むと,英字の大文字と小文字の区別は保持されます。
ASSIGN コマンドは,1 つまたは複数の等価名を表わす論理名を定義して,論理名テーブルにエントリを作成します。等価名は,装置名,他の論理名,ファイル指定,またはその他の任意の文字列です。論理名を格納したい論理名テーブルを指定するには,/PROCESS,/JOB, /GROUP,/SYSTEM,または /TABLE 修飾子を使用します。複数の修飾子を指定した場合は,最後に指定した修飾子だけが有効です。テーブルを指定しない場合は,省略時の設定により /TABLE=LNM$PROCESS ( または /PROCESS) に格納されます。
作成する論理名のアクセス・モードを指定するには,/USER_MODE, /SUPERVISOR_MODE,または /EXECUTIVE_MODE 修飾子を使用します。複数の修飾子を指定した場合は,最後に指定した修飾子だけが有効です。アクセス・モードを指定しない場合は,スーパバイザ・モード名が作成されます。論理名は,その論理名を格納しているテーブルと同じモードかまたは外側のモードで作成できます ( ユーザ・モードが一番外側のモードで,エグゼクティブ・モードが一番内側のモードです )。
名前ごとにアクセス・モードが異なっていれば,同じ論理名テーブルに同じ名前を持つ複数の論理名を格納することができます ( ただし,テーブル内の既存の論理名が NO_ALIAS 属性を持つ場合は,このテーブルで同じ名前を使用して外側のモードの論理名を作成できません )。
既存の論理名と同じテーブルで同じモードの同じ名前を持つ論理名を作成すると,新しい論理名で既存の論理名が置き換えられます。
DEFINE コマンドを使用して,論理名を作成することもできます。テーブルから論理名を削除するには,DEASSIGN コマンドを使用します。
注意
SYS$SYSTEM: 内の実行可能イメージのファイル名と同じ論理名は割り当てないでください。このような論理名を使用すると,そのイメージを起動できなくなります。
論理名の作成と使用の方法については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。
/CLUSTER_SYSTEM
この修飾子を使用するためには, SYSTEM アカウントでログインするか, SYSNAM (システム論理名) 特権または SYSPRV (システム) 特権を持っている必要があります。
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