HP OpenVMS Systems Documentation |
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マルチブロック数,マルチバッファ数,ネットワーク転送サイズ,プロローグ・レベル,拡張サイズ,およびクエリー・ロック・オプションの現在の省略時の値を表示します。
SHOW RMS_DEFAULT
SHOW RMS_DEFAULT コマンドは,OpenVMS レコード管理サービス (RMS) がファイル操作に使用する省略時のマルチバッファ数,マルチブロック数,ネットワーク・ブロック数,プロローグ・レベル,拡張サイズ,およびクエリー・ロック・オプションの情報を表示します。これらの値は,現在のプロセス・レベルとシステム・レベルの両方で提供されます。SHOW RMS_DEFAULT コマンドは,順編成ファイルの3つのクラス (ディスク,磁気テープ,ユニット・レコード) の値を含め,ファイル・タイプごとのマルチバッファ数値をリストします。
/OUTPUT[=ファイル指定]
/NOOUTPUT
コマンドの出力先を指定します。省略時の設定は SYS$OUTPUT です。ファイル指定にワイルドカード文字は使用できません。 /OUTPUT 修飾子に,部分的なファイル指定(たとえば,ディレクトリだけ) を指定した場合は,SHOW という省略時のファイル名と, LIS という省略時のファイル・タイプが使用されます。/NOOUTPUT 修飾子を指定した場合は,何も出力されません。
| #1 |
|---|
$ SHOW RMS_DEFAULT
MULTI- | MULTIBUFFER COUNTS | NETWORK
BLOCK | Indexed Relative Sequential | BLOCK
COUNT | Disk Magtape Unit Record | COUNT
Process 0 | 0 0 0 0 0 | 0
System 16 | 0 0 0 0 0 | 8
Prolog Extend Quantity VCC_DFW QUERY_LOCK
Process 0 0 0 System
System 0 0 0 Enabled
CONTENTION_POLICY
Process System
System Never
|
この SHOW RMS_DEFAULT コマンドは,システム・マルチブロック数が 16 であり,ネットワーク・ブロック数が 8 であることを示しています。これらの値は典型的な値です。プレースホルダ VCC_DFW は,現在弊社に予約されています。
保護オブジェクトの名前,クラス,およびプロファイルを表示します。
SHOW SECURITY オブジェクト名
オブジェクト名
機密保護プロファイルを表示したいオブジェクトを指定します。オブジェクト・クラスが SECURITY_CLASS の場合は,全機密保護クラス・オブジェクトが表示されます。 ( 明示的 / 暗黙指定に関わらず ) オブジェクト・クラスが FILE の場合は,ワイルドカード文字が使用できます。ただし,この他(FILE または SECURITY_CLASS 以外)のクラスでは,ワイルドカード文字は使用できません。
SHOW SECURITY コマンドは,保護オブジェクトの名前,クラス,およびプロファイルを表示します。プロファイルには,アクセス制御リスト (ACL),保護コード,および保護オブジェクトの所有者が含まれます。 SECURITY_CLASS オブジェクトの場合,SHOW SECURITY は,新しいオブジェクトのプロファイルの基礎になるすべてのテンプレート・プロファイルを表示します。/CLASS 修飾子は,オブジェクト名 がメンバとして属するクラスを指定します。クラスが DEVICE であり,オブジェクトが ( ボリュームが外部ボリュームでなく)Files-11 としてマウントされているディスク装置である場合,装置プロファイルおよびボリューム・プロファイルの両方が表示されます。
/CLASS 以外のすべての修飾子は,ファイルだけに適用されます。
保護オブジェクトについての詳細は,『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』を参照してください。
/BACKUP
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,最新のバックアップ日時をもとにファイルを選択します。省略時の設定では,SHOW SECURITY コマンドは,ファイルの作成日によってファイルを選択します。/BEFORE[=時刻]
指定された時刻以前の時刻属性をもつファイルを選択します。絶対時刻,または絶対時刻とデルタ時間の組み合わせを指定します。また,BOOT,LOGIN,TODAY( 省略時の設定 ),TOMORROW,および YESTERDAY というキーワードも指定できます。適用する時刻属性は,/BACKUP,/CREATED( 省略時の設定 ),/EXPIRED,または /MODIFIED 修飾子のいずれかで指定します。時刻指定の詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』,またはオンライン・ヘルプのトピック Date を参照してください。
/BY_OWNER[=uic]
ファイル所有者の利用者識別コード (UIC) が,指定した所有者 UIC と一致する場合にだけ,そのファイルを選択します。 UIC を指定しない場合には,現在のプロセスの UIC が省略時の値として使用されます。UIC は,『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』に説明されている,標準的な UIC 形式を使用して指定します。
/CLASS=クラス
プロファイルを表示するオブジェクトのクラスを指定します。省略時の設定は FILE クラスです。指定可能なクラスのキーワードを次に示します。
CAPABILITY
COMMON_EVENT_CLUSTER
DEVICE
FILE
GROUP_GLOBAL_SECTION
ICC_ASSOCIATION LOGICAL_NAME_TABLE
QUEUE
RESOURCE_DOMAIN
SECURITY_CLASS
SYSTEM_GLOBAL_SECTION
VOLUME
/CREATED
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,作成日時をもとにファイルを選択します。省略時の設定では,SHOW SECURITY コマンドは,ファイルの作成日によってファイルを選択します。/EXCLUDE=(ファイル指定[,...])
指定したファイルを,SHOW SECURITY 操作の対象から除外します。ディレクトリは指定できますが,装置は指定できません。また,特定のバージョンを指定するために,相対バージョン番号も指定することはできません。/EXPIRED
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,満了日をもとにファイルを選択します ( 満了日は,SET FILE/EXPIRATION_DATE コマンドで設定します )。省略時の設定では,ファイルの作成日によってファイルが選択されます。/MODIFIED
/BEFORE または /SINCE 修飾子を適用する時刻属性を指定します。この修飾子を指定すると,最新の変更日時をもとにファイルを選択します。省略時の設定では,ファイルの作成日によってファイルが選択されます。/SINCE[=時刻]
指定された時刻以降の時刻属性をもつファイルを選択します。絶対時刻,または絶対時刻とデルタ時間の組み合わせを指定します。また,BOOT,LOGIN,TODAY( 省略時の設定 ),TOMORROW,および YESTERDAY というキーワードも指定できます。適用する時刻属性は,/BACKUP,/CREATED( 省略時の設定 ),/EXPIRED,または /MODIFIED 修飾子のいずれかで指定します。時刻指定の詳細は,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』,またはオンライン・ヘルプのトピック Date を参照してください。
| #1 |
|---|
$ SHOW SECURITY LNM$SYSTEM_TABLE /CLASS=LOGICAL_NAME_TABLE
LNM$SYSTEM_TABLE object of class LOGICAL_NAME_TABLE
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWC, Owner: RWC, Group: R, World: R)
Access Control List:
(IDENTIFIER=[USER,SVENSEN],ACCESS=CONTROL)
|
この例は,オブジェクトの機密エレメントを表示する典型的な例です。論理名テーブル (LNM$SYSTEM_TABLE) が,機密エレメント所有者,保護コード, ACL とともに表示されています。
| #2 |
|---|
$ SHOW SECURITY/CLASS=DEVICE $99$DUA22 _$99$DUA22: object of class DEVICE Owner: [SALES,TSUTTER] Protection: (System: RWPL, Owner: RWPL, Group: R, World) Access Control List: <empty> RES17SEP object of class VOLUME Owner: [FEAST,FY93] Protection: (System: RWCD, Owner: RWCD, Group: RWCD, World: RWCD) Access Control List: <empty> $ SHOW DEVICE $99$DUA22 Device Device Error Volume Free Trans Mnt Name Status Count Label Blocks Count Cnt $99$DUA22: (KUDOS) Mounted 0 RES17SEP 649904 1 2 |
この例は,ディスクの機密プロファイルを表示しています。ディスク $99$DUA22 の情報とともに,マウントされているボリューム RES17SEP の情報も表示されています。次の SHOW DEVICE コマンドでボリュームがマウントされていることを確認しています。
| #3 |
|---|
$ SHOW SECURITY LOGICAL_NAME_TABLE /CLASS=SECURITY_CLASS
LOGICAL_NAME_TABLE object of class SECURITY_CLASS
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWCD, Owner: RWCD, Group: R, World: R)
Access Control List: <empty>
Template: GROUP
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWCD, Owner: R, Group: R, World: R)
Access Control List: <empty>
Template: JOB
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWCD, Owner: RWCD, Group, World)
Access Control List: <empty>
Template: DEFAULT
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RW, Owner: RW, Group: R, World: R)
Access Control List: <empty>
|
この例は,機密クラス・オブジェクトの特殊な例を示しています。機密クラス・オブジェクト LOGICAL_NAME_TABLE が機密プロファイルとともに表示され,さらに 3 つのテンプレートが表示されています。
| #4 |
|---|
$ SHOW SECURITY * /CLASS=SECURITY_CLASS
SECURITY_CLASS object of class SECURITY_CLASS
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWCD, Owner: RWCD, Group: R, World: R)
Access Control List: <empty>
LOGICAL_NAME_TABLE object of class SECURITY_CLASS
Owner: [SYSTEM]
Protection: (System: RWCD, Owner: RWCD, Group: R, World: R)
Access Control List: <empty>
.
.
.
|
この例は,現在登録されているすべての機密クラスを表示しています。アスタリスク (*) が使用されているので,他のワイルドカード文字は使用できません。機密クラスの機密プロファイルが表示されています。ただし,テンプレートは表示されません。
ACME サーバと ACME エージェントについての情報を表示します。SYSPRV 特権が必要です。
SHOW SERVER ACME_SERVER
SHOW SERVER ACME_SERVER コマンドは,システム管理者用のコマンドで, ACME サーバと 1 つ以上の ACME エージェントの情報を表示します。関連情報については,SET SERVER ACME_SERVER コマンドの項を参照してください。
/AGENT[=(エージェント,...エージェント)] (省略時の設定)
/NOAGENT
ACME エージェントの情報を表示するかどうかを指定します。/BRIEF (省略時の設定)
要約情報を表示します。/CLUSTER
クラスタの全メンバでコマンドを実行します。/FULL
情報をすべて表示します。/NODE=(ノード名[,...])
情報を表示するクラスタ・メンバを 1 つ以上指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定されたファイルに出力情報を送信します。/PAGE
一度に 1 スクリーンの情報を表示します。/SERVER (省略時の設定)
/NOSERVER
ACME サーバ情報を表示するかどうかを指定します。
| #1 |
|---|
$ SHOW SERVER ACME_SERVER |
この例は,Alpha システムでの SHOW SERVER ACME/BRIEF の出力を示しています。
ACME Information on node TSINOD 29-JUN-2004 10:08:12.32 Uptime 000:05:45 ACME Server id: 5 State: Processing New Requests (1) Agents Loaded: 2 Active: 2 (2) Thread Maximum: 4 Count: 4 Request Maximum: 8 Count: 0 ACME Agent id: 1 State: Active (3) Name: "VMS" (4) Image: "DISK$AXP_721:[VMS$COMMON.SYSLIB]VMS$VMS_ACMESHR.EXE;1" (5) Identification: "VMS ACME built 3-JUN-1999" (6) Information: "No requests completed since the last startup" (7) Domain of Interpretation: Yes (8) Execution Order: 1 (9) ACME Agent id: 2 State: Active Name: "MSV1_0" Image: "DISK$AXP_721:[SYS0.SYSLIB]PWRK$MSV1_0_ACMESHR.EXE;2" Identification: "MSV1_0 ACME X-22" Information: "MSV1_0 ready to process requests." Domain of Interpretation: Yes Execution Order: 2
例の中の数字の付いた項目について以下に説明します。
サーバ状態
サーバ・エージェント/スレッド/ 要求スロット統計
エージェント状態
エージェント名
エージェント・ファイル指定
エージェント定義の識別文字列 (静的)
エージェント定義の情報文字列 (動的)
Domain-of-interpretation (DOI) インジケータ
実行順序 (それぞれの要求についてエージェントが呼び出される順序)
レジストリ・サーバについての情報を表示します。SYSPRV 特権が必要です。
SHOW SERVER REGISTRY_SERVER
SHOW SERVER REGISTRY_SERVER コマンドは,システム管理者用のコマンドで,レジストリ・サーバの情報を表示します。関連情報については,SET SERVER REGISTRY_SERVER コマンドの項を参照してください。
/CLUSTER
クラスタ内の各サーバについての情報を表示します。/MASTER または /NODE 修飾子と同時に使用することはできません。
/MASTER
SYSLCK 特権が必要です。レジストリ・マスタ・サーバのみについての情報を表示します。
/CLUSTER または /NODE 修飾子と同時に使用することはできません。
/NODE=(ノード名[,...])
指定されたノード上のレジストリ・サーバの情報を,指定された順序で表示します。指定されたノードは,現在のクラスタ内に存在している必要があります。/CLUSTER または /MASTER 修飾子と同時に使用することはできません。
/OUTPUT=ファイル指定
指定されたファイルに出力情報を送信します。
| #1 |
|---|
$ SHOW SERVER REGISTRY_SERVER |
このコマンドは,現在のノードについての情報を表示します。以下に例を示します。
Registry Information on node OPNEYE 29-JUN-2004 16:37:26.52 Uptime 20 04:10:55
| #2 |
|---|
$ SHOW SERVER REGISTRY_SERVER/MASTER |
このコマンドは,レジストリ・マスタ・サーバについての情報を表示します。以下に例を示します。
Registry Master Server is running on OPNEYE, Pid: 20A0021A
システム上の指定されたシャドウ・セットのステータスを表示します。修飾子を指定しない場合は,装置の要約が表示されます。
SHOW SHADOW [DSAn[:]]
DSAn[:]
情報が表示されるシャドウ・セットの仮想装置名を指定します。仮想装置名を指定しない場合,マウントされているすべてのシャドウ・セットについての情報が表示されます。
/ACTIVE
次の 3 つの状態のいずれかを表示します。
- マージもコピーも不要
- ノード node-name でコピーが進行中,n% 完了
- ノード node-name でマージが進行中,n% 完了
/BY_PRIORITY
/BY_PRIORITY DSAn:
システム上のシャドウ・セットの一覧を,回復動作 (コピー,フル・マージ,またはミニマージ) がスケジュールされている順でソートして表示します。コピーまたはマージが実行中の場合,どのシステムで実行中かが表示されます。一覧はコマンドを実行したシステムに固有のもので,クラスタの各システムで異なる可能性があります。番号が大きい方が,優先順位が高いことを示します。ヒント: コマンドで仮想ユニット (DSAn:) を指定すると,この仮想ユニットについてのみ現在の優先順位と状態が表示されます。コピーまたはマージ動作が進行中の場合は,動作を実行しているシステムと,動作の進行状況も表示されます。
/COPY
次の 3 つの状態のいずれかを表示します。
- コピーは不要
- コピーは保留中
- ノード node-name でコピーが進行中, n% 完了
/FULL
指定された装置 (装置を指定しない場合はすべての装置) に関する情報をすべて表示します。 /FULL と同時に指定できる修飾子は,/OUTPUT だけです。/MERGE
次の 3 つの状態のいずれかを表示します。
- マージは不要
- マージは保留中
- ノード node-name でマージが進行中, n% 完了
/NAME[=ポリシー名]
特定の名前付きのホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) ポリシーについての属性を表示するために,/POLICY=HBMM とともに使用します。ポリシー名を指定しない場合,クラスタ上のすべての名前付き HBMM ポリシーの属性が表示されます。/OUTPUT[=ファイル指定]
すべてのメッセージを指定されたファイルに出力します。/POLICY=HBMM
指定された装置に関連付けられているホスト・ベース・ミニマージ (HBMM) ポリシーを表示します。HBMM は /POLICY に対して唯一サポートされる値であり,必ず指定する必要があります。
装置を指定せずにコマンドを実行すると,すべての装置の情報が出力されます。装置情報が表示されるまで,または DCL コマンド・プロンプトに戻るまでに,ある程度の時間がかかる場合がありますが,正常です。
/SITE=n
シャドウ・セットのメンバ (および仮想デバイス) のうち,n で指定したサイト値を持つすべての装置を表示します。
| #1 |
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$ SHOW SHADOW DSA112:
_DSA112: Volume Label: DSA112
Virtual Unit State: Steady State
No Enhanced Shadowing Features in use
VU Timeout Value 1200 VU Site Value 0
Copy/Merge Priority 5000 Mini Merge Disabled
Served Path Delay 30
Device $1$DGA112 Master Member
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
Device $1$DGA113
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
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この表示は,安定状態にあるシャドウ・セットに対するものです。すなわち,このシャドウ・セットに対しては,実行中または保留中のマージ操作やコピー操作がなく,HBMM は無効になっています。
| #2 |
|---|
$ SHOW SHADOW DSA112:
_DSA112: Volume Label: DSA112
Virtual Unit State: MiniMerge Active (5%), Copy Pending (32%) on NODE1
Enhanced Shadowing Features in use:
Host-Based Minimerge (HBMM)
VU Timeout Value 1200 VU Site Value 0
Copy/Merge Priority 5000 Mini Merge Enabled
Served Path Delay 30
HBMM Policy
HBMM Reset Threshold: 50000
HBMM Master lists:
Up to any 6 nodes in the cluster
HBMM bitmaps are active on NODE1,NODE2
Modified blocks since bitmap creation: 137033
Device $1$DGA112 Master Member, Merging (5%)
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
Device $1$DGA113 Copy Target (32%)
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
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この表示は,HBMM が有効になっているシャドウ・セットに対するものです。このシャドウ・セットに対して,シャドウ・セット・メンバのコピーおよびシャドウ・セットのマージが必要です。マージが必要になった時点で,シャドウ・メンバのコピーは 32% 完了していました。マージはミニマージであったため,マージがコピーに取って代わり,コピーの状態は保留中として表示されています。
| #3 |
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$ SHOW SHADOW DSA12
_DSA12: Volume Label: DGA12
Virtual Unit State: Merge Active (23%), Copy Pending (3%) on NODE1
Enhanced Shadowing Features in use:
Host-Based Minimerge (HBMM)
VU Timeout Value 300 VU Site Value 5
Copy/Merge Priority 5000 Mini Merge Enabled
Served Path Delay 0
HBMM Policy
HBMM Reset Threshold: 50000
HBMM Master lists:
Up to any 2 of the nodes: NODE1,NODE2
HBMM bitmaps are active on the following nodes: NODE2,NODE1
Modified blocks since bitmap creation: 254
Device $1$DGA12 Master Member, Merging (23%)
Read Cost 2 Site 5
Member Timeout 180
Device $1$DGA22 Copy Target (3%)
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
Device $1$DGA32 Merging (23%)
Read Cost 2 Site 0
Member Timeout 180
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この例は,シャドウ・セット DSA12 の状態情報を表示しています。ミニマージ操作はコピー操作より優先されるため,コピーは 3 % で停止し,マージが実行中になって 23 % 完了しています。
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