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HP OpenVMS Systems
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HP TCP/IP Services for OpenVMS

HP TCP/IP Services for OpenVMS
インストレーション/ コンフィギュレーション・ガイド


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      Enter an address prefix to advertise on interface 
      ddn [DONE]: 


ルータに IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させる場合,そのインタフェース用の 64 ビットのアドレス・プレフィックスを入力してください。このインタフェースに対して複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレーションすることができます。 DONE を入力するまで,追加のアドレス・プレフィックスの入力を要求されます。
ルータに指定したインタフェースの IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させない場合,DONE を入力してください。

  • 自動トンネルをコンフィギュレーションするかどうかを指定してください:


          Configure an IPv6 over IPv4 automatic tunnel interface? [NO]: 
    


    自動トンネルをコンフィギュレーションしない場合,Return キーを押してください。コンフィギュレーション・プロシージャはステップ 12 に進みます。
    自動トンネルをコンフィギュレーションする場合,YES を入力してください。プロシージャは次の例のように自動トンネル・インタフェースを表示し,次のステップでトンネルのアドレスを問い合わせます。


          The automatic tunnel is: TN0 
    

    注意

    潜在的な IPv4 互換アドレスの経路選択問題のため,この自動トンネルの使用を避けることを推奨します。

  • 自動トンネルのエンドポイントを構成する場合,IPv4 アドレスを入力してください:


          Enter the IPv4 address to use when creating 
          your automatic tunnel: 
    


    ドットで区切られた 10 進形式 (d.d.d.d) の IPv4 アドレスを入力してください。

  • コンフィギュレーション・プロシージャは IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成するかどうかを問い合わせます:


          Create IPv6 over IPv4 configured tunnels? [NO]: 
    


    IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成する場合は YES を入力してください。続いてトンネルに関する情報の問い合わせがあります。
    IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成しない場合は Return キーを押してください。プロシージャはステップ 18 に進みます。

  • トンネルの始点 IPv4 アドレスを入力してください:


          Enter the source IPv4 address of tunnel ITn: 
    


    トンネルの始点 IPv4 アドレスをドットで区切られた 10 進形式 (d.d.d.d) で入力してください。

  • 以下の問いに対して,トンネルの終点 IPv4 アドレスを入力してください:


          Enter the destination IPv4 address of tunnel ITn: 
    


    トンネルの IPv4 アドレスをドットで区切られた 10 進形式 (d.d.d.d) で入力してください。トンネルの終点アドレスはステップ 13 で入力した始点アドレスと異なる必要があります。

  • RIPng プロトコルを有効にするかどうかを指定してください:


          Enable RIPng on interface ITn? [YES]: 
    


    RIPng プロトコルは,本ルータが別のルータと IPv6 経路選択を交換することができます。本ルータで RIPng プロトコルを有効にする場合,Return キーを押してください。有効にしない場合は NO を入力してください。

  • トンネル・インタフェースの IPv6 アドレス・プレフィックスをルータに通知させるかどうかを指定してください:


          Enter an address prefix to advertise on interface ITn? [DONE]: 
    


    ルータに IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させる場合,指定したインタフェース用の 64 ビットのアドレス・プレフィックスを入力してください。このインタフェースに対して複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレーションすることができます。DONE を入力するまで,追加のアドレス・プレフィックスの入力を要求されます。
    ルータに指定したインタフェースの IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させない場合,DONE を入力してください。

  • コンフィギュレーション・プロシージャは別の IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成するかどうか問い合わせます:


          Create another IPv6 over IPv4 configured tunnel? [NO]: 
    


    別の IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みトンネルそれぞれについて,ステップ 13 から 16 を繰り返します。
    別の IPv6-over-IPv4 構成済みトンネルを作成しない場合, Return キーを押してください。

  • プロシージャは IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成するかどうかを問い合わせます:


          Create IPv6 over IPv6 configured tunnels? [NO]: 
    


    IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成する場合は YES を入力してください。続いてトンネルに関する情報の問い合わせがあります。
    IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成しない場合は Return キーを押してください。プロシージャはステップ 24 に進みます。

  • 以下の問いに対して,トンネルの始点 IPv6 アドレスを入力してください:


          Enter the source IPv6 address of tunnel ITn: 
    


    トンネルの始点 IPv6 アドレスをドットで区切られた 10 進形式 (d.d.d.d) で入力してください。

  • 以下の問いに対して,IPv6-over-IPv6 トンネルの終点 IPv6 アドレスを入力してください:


        Enter the destination IPv6 address of tunnel ITn: 
    


    IPv6 アドレスをドットで区切られた 10 進形式 (d.d.d.d) で入力してください。トンネルの終点アドレスはステップ 19 で入力した始点アドレスとは異なる必要があります。

  • このインタフェースで RIPng プロトコルを有効にするかどうかを指定してください:


          Enable RIPng on interface ITn? [YES]: 
    


    RIPng プロトコルは,本ルータが別のルータと IPv6 経路選択を交換することができます。本ルータで RIPng プロトコルを有効にする場合, Return キーを押してください。有効にしない場合は NO を入力してください。

  • トンネル・インタフェースの IPv6 アドレス・プレフィックスをルータに通知させるかどうかを指定してください:


          Enter an address prefix to advertise on interface ITn? [DONE]: 
    


    ルータに IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させる場合,そのインタフェース用の 64 ビットのアドレス・プレフィックスを入力してください。このインタフェースに対して複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレーションすることができます。 DONE を入力するまで,追加のアドレス・プレフィックスの入力を要求されます。
    ルータにトンネル・インタフェースの IPv6 アドレス・プレフィックスを通知させない場合,DONE を入力してください。

  • 別の IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成するかどうかの問い合せがあります:


          Create another IPv6 over IPv6 configured tunnel? [NO]: 
    


    別の IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みトンネルそれぞれについて,ステップ 19 から 22 を繰り返します。
    別の IPv6-over-IPv6 構成済みトンネルを作成しない場合, Return キーを押してください。

  • 近隣ルータあるいはリモート IPv6 ネットワークへの別の手動経路選択を定義するかどうかを指定してください:


          Configure manual IPv6 routes? [NO]? 
    


    手動 IPv6 経路選択を定義する場合,YES を入力してください。以降のステップで,経路選択に関する情報の入力を求められます。
    手動経路選択を定義しない場合,NO を入力してください。プロシージャはステップ 29 に進みます。

  • 終点 IPv6 ネットワークのアドレス・プレフィックスを入力してください:


          Enter the destination network address prefix: 
    


    終点 IPv6 ネットワークの IPv6 アドレス・プレフィックスを入力してください。省略時の経路選択の場合は DEFAULT を入力してください。

  • リモート IPv6 ネットワークにトラフィックを送出する際に経由するインタフェースの名前を入力してください:


          Enter interface to use when forwarding messages: 
    

  • プロシージャは,終点ネットワークのパス上の最初のルータの link-local IPv6 アドレスを問い合わせます。このアドレスは IPv6 アドレス・プレフィックスとともに静的経路表エントリを構成します。


          Enter the next node's IPv6 address: 
    


    次ノードが本ノードと同じリンク上にある場合,あるいは,次ノードが構成済みトンネルを経由して到達可能な場合, link-local アドレスを入力してください。次ノードが自動トンネルを経由して到達可能な場合,IPv4 互換の IPv6 アドレスを入力してください。それ以外のすべての接続の場合,IPv6 アドレスを入力してください。

  • 近隣ルータあるいはリモート IPv6 ネットワークへの別の手動経路選択を定義するかどうかを指定してください:


          Configure another manual IPv6 route? [NO]: 
    


    別の手動経路選択を定義する場合は YES を入力してください。コンフィギュレーション・プロシージャは,追加で定義する手動 IPv6 経路選択に対して,ステップ 25 から 27 を繰り返します。別の手動経路選択を定義しない場合はReturn キーを押してください。

  • ここで,コンフィギュレーション・プロシージャは,以下の例に示すように,新しい IPv6 ルータのコンフィギュレーションのサマリを表示します:


            You configured this node as an IPv6 router with the 
            following: 
     
        Daemons: 
     
          IP6RTRD 
     
        Interfaces: 
     
          WE0       RIP Enabled 
          IT0       RIP Enabled 
                    Tunnel Source ::1 
                    Tunnel Destination ::2 
                    Prefix AAAA::/64 
                    Prefix BBBB::/64 
          TN1       6to4 Tunneling Enabled using 1.2.3.4 
                    Relay Router 2002:C058:6301:: 
     
        Manual Routes: 
     
          ::4/64                      WE0       ::5 
    

  • コンフィギュレーション・プロシージャは指定した情報を使って新しいルータ・コンフィギュレーション・ファイルを作成するかどうかを問い合わせます:


          Create new IPv6 network configuration files? [YES]: 
    


    このコンフィギュレーション内容に問題がある場合,NO を入力してください。コンフィギュレーション・プロシージャは現状の IPv6 ネットワーク・コンフィギュレーションに変更を加えることなく,直ちに終了します。
    このコンフィギュレーション内容で問題がなければ,Return キーを押してください。コンフィギュレーション・プロシージャは新しいルータ・コンフィギュレーション・ファイルを作成し,以下の情報を表示します:


          A  new  IPv6  configuration  file,  SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT, 
          has been created.  The previous configuration file  (if any)  has been 
          renamed to SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT_OLD. 
     
          A new IPv6 configuration file, SYS$SYSTEM:TCPIP$IP6RTRD.CONF, has 
          been created.  The previous configuration file  (if any)  has been 
          renamed to SYS$SYSTEM:TCPIP$IP6RTRD.CONF_OLD. 
     
          This new IPv6 network configuration will become active the  next  time 
          TCP/IP Services for OpenVMS is started. 
    

    4.3 failSAFE IP IPv6 アドレスのコンフィギュレーション

    スタンバイ failSAFE IP IPv6 アドレスは手動でコンフィギュレーションする必要があります。 IPv6 はいろいろなスコープのアドレスをサポートしますが, link-local アドレスだけはスタンバイ・アドレスとともにコンフィギュレーションされる必要があります。(Link-local アドレスは, 16 進の FE80 で始まるアドレスです。)

    スタンバイ failSAFE IP IPv6 アドレスをコンフィギュレーションする場合,以下のステップに従ってください:

    1. 以下の例に示すように, ifconfigコマンドを使ってそれぞれのインタフェースに対して動的に生成される link-local IPv6 アドレスを確認してください。それぞれのインタフェースの最終行に link-local IPv6 アドレスが含まれます。 IPv4 アドレスが既にスタンバイ・アドレスを使用してコンフィギュレーションされていることに注意してください。 (IPv4 スタンバイ・アドレスのコンフィギュレーション手順は 第 3.4.4.4 項 に記載されています。)


      $ ifconfig -a 
      IE0: flags=c43<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,SIMPLEX> 
           failSAFE IP Addresses: 
              inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE1) 
          *inet 16.176.56.65 netmask ff000000 broadcast 16.255.255.255 ipmtu 1500 
          *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a368 
       
      IE1: flags=c43<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,SIMPLEX> 
           failSAFE IP Addresses: 
              inet 16.176.56.65 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE0) 
          *inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 16.176.57.255 ipmtu 1500 
          *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a369 
      

    2. ステップ 1 で取得した IPv6 アドレスを指定して以下のコマンドを実行して,スタンバイ IPv6 アドレスを作成してください。


      $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 
      $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 
      


      この例の場合,インタフェース IE0 上でコンフィギュレーションされた link-local IPv6 アドレスがスタンバイとして IE1 に追加されます。同様に,インタフェース IE1 上でコンフィギュレーションされた IPv6 アドレスがスタンバイとして IE0 に追加されます。

    3. コンフィギュレーションの変更内容を有効にするために, failSAFE IP サービスを再起動してください ( 第 3.6 節 を参照してください)。 TCP/IP Service の起動時に変更内容が有効になるようにするためには, SYS$STARTUP:TCPIP$SYSTARTUP.COM を編集し,以下のコマンドを追加してください。これらには,ステップ 2 で指定した ifconfigコマンドが含まれています。


      $! 
      $! IPv6 failSAFE Addresses 
      $! 
      $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 
      $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 
      $! 
      $! Restart failSAFE to pick up IPv6 address changes 
      $! 
      $ @sys$startup:tcpip$failsafe_shutdown 
      $ @sys$startup:tcpip$failsafe_startup 
      $! 
      


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