HP OpenVMS Systems Documentation |
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選択した SCA ポートに関する情報を表示します。
SHOW PORT ポート名
ポート名[,...]
特定の SCA ポートについての情報を表示します。指定にはワイルドカードを使用できます。ポート名を指定しないと,ノードのすべてのポートが表示されます。
/EXCLUDE=(ポート名[,...])
表示から特定のポート名を除外します。ポート名の指定にはワイルドカードは使用できません。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,コマンドをそのファイルに出力します。
SCACP> SHOW PORT |
次に似た出力が生成されます。
Port data for CLUIO2 at 06-DEC 15:01:25.82 Port Mgt Msgs Msgs Dgrams Dgrams Name Prio Sent Rcvd Sent Rcvd ------ ---- ---------- ---------- ---------- ---------- PEA0 0 64582 92237 0 0 PIB0 0 95276 148937 0 0 PIA0 0 0 0 0 0 PIC0 0 62030 115148 0 0
PEdriver トレース・データとパラメータを表示します。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンドとその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
SHOW TRACE ノード名
ノード名[,...]
特定のノードへのチャネルを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。
SHOW CHANNEL コマンドを使用すると,ノード名,およびローカルとリモートのデバイス名を表示できます。
/CONTEXT
PEdriver トレース設定とイベント定義のみを表示します。この修飾子が指定されていない場合,トレース・イベント・データが表示されます。/EVENT=(イベント1[,...])
特定のイベントのトレースを許可します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定は,トレース・バッファ内にあるすべてのイベントです。SHOW TRACE/CONTEXT コマンドを使用すると,イベント名を表示できます。
/EXCLUDE[=(ノード名[,...])
特定のノードに対するチャネルを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連するすべてのチャネルが含められます。
/GLOBAL (ノードが指定されない場合の省略時設定)
/NOGLOBAL (ノードが指定された場合の省略時設定)
グローバル・トレース・データが戻されるかどうかを指定します。/INPUT=ファイル名
指定されたファイルからデータを読み込み,それを表示します。/LOCAL_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/OUTPUT=ファイル名
指定したファイルを作成し,そこに出力します。ファイル名の拡張子が .DMP である場合,後で /INPUT 修飾子を使って表示できるように,トレース・データがダンプ・ファイルに書き込まれます。/REMOTE_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのリモート終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/SORT
/NOSORT (省略時の設定)
チャネル,VC,トレース・バッファのすべてで順次番号によってソートされたトレース・データを返します。省略時の設定では,トレース・データはチャネルと VC に対して一度に 1 つずつ順に戻され,チャネルと VC 全体では順番になっていません。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW TRACE/CONTEXT |
トレース設定と定義を表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW TRACE/OUTPUT=NODE10.TRC |
トレース・データを表示し,指定されたファイルに書き込みます。
SHOW TRACE/CONTEXT コマンドの画面出力例は次のとおりです。
SYS999 Trace Context 31-JAN-2001 10:59:28.25: Trace buffer size requested 2048 bytes Trace buffer total allocated 92160 bytes Trace buffer allocations 45 successful Trace buffer allocations 0 failed Current trace sequence number 812286047 System cycle counter 404196 cps Stop tracing 0 events after stop event Trace Stop Default Event ----- ---- ------- ----- Active Y Error Active Penalize_ch Active Timer Active Listen_timr Active Handsh_timr Active Size_probe Active Delay_msmt Active Verf_vack Active Y CC_event Active Y CC_state Active Y Path_state Active Y ECS_state Active ACK_process Active Y Chan_update Active Rcvd_CC_msg Active Rcvd_TR_msg Active Send_TR_msg Active Xmt_failed Active Y VC_state Active ACK_timeout Active Y TMO_listen Y No_path Channel Selection: Local Dev Remote Dev Remote Node Name Selection --------- ---------- ---------------- --------- All channels and VCs selected
PEdriver 仮想サーキット・データを表示します。それぞれの VC はチャネルの集合を構成するローカル・システムとリモート・システムの間の SCACP 通信パスです。SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,ノード名を表示でき,これは単にリモート・ノードの名前を示します。
SHOW VC ノード名
ノード名[,...]
特定のノードを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。
/ALL
すべての VC データを含めます。/COUNTERS
VC カウンタ・データを含めます。/EXCLUDE=(ノード名[,...])
特定のノードを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW CHANNEL コマンドまたは SHOW VC コマンドを使用すると,VC 名を表示でき,これは単にリモート・ノードの名前を示します。
/INTERVAL
/COUNTERS の表示に対して,最後に SHOW コマンドを実行した後で変化したカウンタを表示します。/n
n 番目のページを表示します。複数ページ表示で特定のページを選択するには,表示するページの番号を指定します。/OUTPUT=ファイル指定
指定したファイルを作成し,そこに出力します。/SDA
SDA 形式で表示される VC データを含めます。/SUMMARY
VC 要約データを含めます。これは,/ALL,/COUNTERS,/SDA の修飾子が指定されていない場合の省略時の設定です。
| #1 |
|---|
SCACP> SHOW VC/COUNTERS NODE10 |
名前 (リモート・ノード名) が NODE10 で始まるすべての VC に対して, VC カウンタを表示します。
| #2 |
|---|
SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL SCACP> SPAWN WAIT 0:0:10 SCACP> SHOW VC/COUNTERS/INTERVAL |
最初のコマンドは,最後の SHOW コマンド以降に変わった VC カウンタを表示します。 SPAWN コマンドは DCL WAIT コマンドに対して 10 秒の遅延を挿入するように命令します。 2 番目の SHOW CHANNEL コマンドは,10 秒後のカウンタを表示します。
現在のプロセスのサブプロセスを作成します。 SPAWN コマンドは,サブプロセスのコンテキストを現在のプロセスからコピーします。
SPAWN [コマンド文字列]
コマンド文字列
作成されたサブプロセスのコンテキストで実行されるコマンドの文字列。このコマンド文字列が実行された後,制御は SCACP に戻ります。
なし。
SCACP> SPAWN SHOW TIME 24-AUG-2005 15:22:39 SCACP> |
現在のプロセスのサブプロセスを作成して,時刻を表示します。
指定した LAN デバイスの使用を開始するように PEdriver に指示します。 LAN デバイスで PEdriver を起動させるオリジナルの (また,今もサポートされている) 方法は SYS$EXAMPLES:LAVC$START_BUS です。
START LAN_DEVICE LAN デバイス名
LAN デバイス名[,...]
特定の LAN デバイスを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。/EXCLUDE 修飾子を指定すると,LAN デバイスを除外できます。
SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/EXCLUDE=(LAN デバイス名[,...])
特定の LAN デバイスを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
SCACP> START LAN_DEVICE EWA |
LAN デバイス EWA で PEdriver を起動します。
PEdriver トレースを開始または再開します。トレース・オプションを設定することもできます。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンド,修飾子,およびその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
START TRACE ノード名
ノード名[,...]
特定のノードとの通信についての情報を含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。各ノード名には,オプションの修飾子を使ってローカルやリモートのデバイス名を追加することができます。ローカルとリモートのデバイス名が何も指定されない場合,指定されたノードに関連する VC およびすべてのチャネルが含められます。
SHOW CHANNEL コマンドを使用すると,ノード名,およびローカルとリモートのデバイス名を表示できます。
/AFTER=n
トレース停止条件が満たされた後,n イベント用のトレースを続行してから停止します。 /AFTER を指定しない場合は,トレース停止イベント後はトレースは続行されません。 n には 0 〜 FFFFFFF の値を指定できます。/DEFAULT
トレース・コンテキストを次のような省略時設定に戻します。
channelname=* /AFTER=0 /EVENT=default settings /STOP /SIZE=512
/EVENT=(イベント1[,...])
特定のイベントのトレースを許可します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定はイベントのサブセットであり,ほとんどのエラーと状態の変更が含まれます。SHOW TRACE/CONTEXT コマンドを使用すると,イベント名を表示できます。
/EXCLUDE=(LAN デバイス名[,...])
特定の LAN デバイスを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/LOCAL_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのローカル終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/REMOTE_DEVICE=(LAN デバイス名[,...])
チャネルのリモート終端を識別する特定の LAN デバイスを含めます。 LAN デバイスの指定にはワイルドカードを使用できます。SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/STOP=(イベント[,...])
特定のイベントに対するトレースを停止します。指定にはワイルドカードを使用できます。省略時の設定では,イベントは何も停止しません。SHOW TRACE/CONTEXT コマンドを使用すると,イベント名を表示できます。
/SIZE=n
各トレース・バッファ用に PEdriver が使用する n バイトのトレース・バッファ・サイズを指定します。トレース・バッファのうち 1 つはグローバルな PEdriver の使用に, 1 つは選択した各チャネル用に,1 つは選択した各 VC 用になります。 n には 0 〜 FFFFFFF の値を指定できます。
| #1 |
|---|
SCACP> START TRACE/EVENT=CC_STATE/SIZE=2000 |
Trace Channel Control 層の状態を 2000 バイトのトレース・バッファに変更します。
| #2 |
|---|
SCACP> START TRACE/EVENT=ALL NODE10,NODE20 |
NODE10 と NODE20 のみのチャネル用のすべてのイベントをトレースします。
PEdriver に対して,指定された LAN デバイスの使用を停止するように指示します。 LAN デバイスで PEdriver を停止させるオリジナルの (また,今もサポートされている) 方法は SYS$EXAMPLES:LAVC$STOP_BUS です。
注意
STOP LAN_DEVICE または SYS$EXAMPLES:LAVC$STOP_BUS のいずれかを使用して,クラスタへの唯一の接続を停止すると,システムは CLUEXIT になります。異なるクラスタ・ポートを使用した別の接続がある場合でも,すべての LAN デバイスを停止すると,過剰な動作が実行されます。 PEdriver は,そのすべての LAN デバイスにアクセスできなくなると,自身を完全に再初期化することでクラスタ通信を復元しようとします。
最後の LAN デバイスが停止すると,再初期化によって次のようなエラー・メッセージが出力されます。
SCACP> STOP LAN * ;%PEA0, Port is Reinitializing ( 49 Retries Left). Check the Error Log.
表示された再試行回数を超えると,PEdriver は永続的にオフラインになります。
1 つを除くすべての LAN デバイスをクラスタから使用できなくするには,次のコマンドを入力します。
SCACP> STOP LAN * /EXCLUDE=landevicename
除外された LAN デバイス以外のすべての LAN デバイスが停止されます。 PEdriver がリセットされることはありません。
STOP LAN_DEVICE LAN デバイス名
LAN デバイス名[,...]
特定の LAN デバイスを含めます。指定にはワイルドカードを使用できます。/EXCLUDE 修飾子を指定すると,LAN デバイスを除外できます。
SHOW LAN_DEVICE コマンドを使用すると,デバイス名を表示できます。
/EXCLUDE=(LAN デバイス名[,...])
特定の LAN デバイスを除外します。指定にはワイルドカードを使用できます。
SCACP> STOP LAN_DEVICE EWA |
LAN デバイス EWA の PEdriver を停止します。
PEdriver トレースを停止します。 SHOW TRACE コマンドを使用すると,それまで記録したトレース・データを読むことができます。トレース動作を初期設定に戻すには, SET TRACE/DEFAULT コマンドを入力します。
このコマンドは,弊社のサービス担当および OpenVMS Engineering 部門の使用に限定されています。トレース用コマンドとその出力は今後のリリースで変更する可能性があります。 |
STOP TRACE
なし。
なし。
SCACP> STOP TRACE |
PEdriver トレースを停止します。
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