library home hp.com home products and services support and drivers solutions
cd-rom home
End of Jump to page title
HP OpenVMS Systems
Documentation

Jump to content


HP OpenVMS

HP OpenVMS
V8.3 新機能説明書


前へ 次へ 目次 索引



 
  
 
  
Service FUNDY [ODS-2] modified. 

$ INFOSERVER SHOW SERVICES FUNDY/FULL


FUNDY [ODS-2]                         Access: Read-only 
  File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] 
  Flags: 00000000D2 {No Writers,Static Rating,Readbehind,Readahead} 
  Rating:        Static,    42         Password:         Disabled 
  Max Readers:            1000         Max Writers:            0 
  Curr Readers:              0         Curr Writers:           0 
  Reads:                     0         Writes:                 0 
  Blocks Read:               0         Blocks Written:         0 

この例の最初のコマンドは FUNDY サービスを変更して,クライアントがサービスにアクセスするときにパスワードを入力しなくてすむようにします。 2 番目のコマンドは FUNDY サービスを表示します。パスワードの使用が無効になったことが示されています (SHOW SERVICES コマンドの例では,FUNDY サービスでパスワードの使用が有効になっていたことに注意してください)。

SHOW SERVER

サーバ (すなわち,サービスを提供するシステム) に関する情報を表示します。

形式

SHOW SERVER



$ INFOSERVER SHOW SERVER
 
 


 
  
 
  
Node MOVERS [COMPAQ Professional Workstation XP1000] running OpenVMS XALD-BL2 
 
LASTport/Disk Server Version 1.2 
 
Max Services:            64              Write Quota:          0 
Cache Buckets:         4096              Cache Bucket Size:   32 blocks 
Cache Size:        67108864 bytes 
Hits:                   478              Hit Percentage:      59% 
Misses:                 328 
 
Current Sessions:        0               Peak Sessions:          1 
 
                       Read                   Write 
Requests:                40                       0 
Blocks:                 319                       0 
Errors:                   0                       0 
Aborted:                  0                       0 
Conflicts:                0                       0 
 

このコマンドは,クライアントにサービスを提供しているサーバに関する情報を表示します。表示される情報には,以下のものがあります。

SHOW SERVICES

SHOW SERVICES コマンドは,サーバが提供している 1 つまたはすべてのサービスについて,サービス固有の情報を表示します。この情報には,サービスに関連付けられたデバイス番号と,接続されているセッション数が含まれます。

SHOW SERVICES コマンドでは,ワイルドカード表現が使用できます。 InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。


形式

SHOW SERVICES [serviceName] [options...]


パラメータ

serviceName

LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($) で構成されます。長さは最大で 255 文字です。省略した場合には,サービス名のデフォルトは全サービスです。

InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。


修飾子

/BRIEF (デフォルト)

BRIEF オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,省略されたオンライン・サマリ情報が表示されます。 BRIEF がデフォルトです。

/FULL

FULL オプションでは,選択したそれぞれのサービスについて,サービス固有のすべての情報が表示されます。

#1

INFOSERVER> SHOW SERVICES
 
 


 
  
 
  
Service Name         [Service Class] Device or File 
-------------------- --------------- -------------------------- 
HUDSON                [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: 
BAFFIN                [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: 
FUNDY                 [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: 
3 services found. 

このコマンドは,接続中のすべてのサービスについて,デフォルトの BRIEF オンライン・サマリを表示しています。

#2

INFOSERVER> SHOW SERVICES/FULL
 
 
 


 
  
 
  
HUDSON [ODS-2]                          Access: Read-only 
  File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] 
  Flags: 0000000082 {No Writers,Readahead} 
  Rating:       Dynamic, 65535         Password:         Disabled 
  Max Readers:            1000         Max Writers:            0 
  Curr Readers:              0         Curr Writers:           0 
  Reads:                     0         Writes:                 0 
  Blocks Read:               0         Blocks Written:         0 
 
 
BAFFIN [ODS-2]                         Access: Read-only 
  File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] 
  Flags: 0000000082 {No Writers,Readahead} 
  Rating:       Dynamic, 65535         Password:         Disabled 
  Max Readers:            1000         Max Writers:            0 
  Curr Readers:              0         Curr Writers:           0 
  Reads:                     0         Writes:                 0 
  Blocks Read:               0         Blocks Written:         0 
 
 
FUNDY [ODS-2]                          Access: Read-only 
  File or device: _MOVERS$LDA1: [750000 blocks] 
  Flags: 00000000D2 {No Writers,Static Rating,Readbehind,Readahead} 
  Rating:        Static,    42         Password:         Enabled 
  Max Readers:            1000         Max Writers:            0 
  Curr Readers:              0         Curr Writers:           0 
  Reads:                     0         Writes:                 0 
  Blocks Read:               0         Blocks Written:         0 
 
3 services found. 

このコマンドは,接続中のすべてのサービスについて,サービス固有のすべての情報を表示しています。 HUDSON サービスと BAFFIN サービスではパスワードが無効で, FUNDY サービスでは有効になっていることに注意してください。

SHOW SESSIONS

サービスに接続されているクライアント・ノードに関する情報を表示します。

形式

SHOW SESSIONS [serviceName] [device-or-partitionName]]


パラメータ

serviceName

LAN 上で使用されるサービスの名前です。サービス名は英数字とドル記号 ($),およびワイルドカードで構成されます。長さは最大で 255 文字です。省略した場合には,サービス名のデフォルトはすべてのサービスです。

InfoServer ユーティリティでワイルドカードが使用できるところでは, OpenVMS で使用されるのと同じワイルドカードが使用できます。パーセント文字 (%) は正確に 1 文字に一致し,アスタリスク文字 (*) は 0 文字以上の文字列に一致します。

device-or-partitionName

デバイス名またはパーティション名は, LAN 上で使用される OpenVMS ディスク・デバイスまたはパーティションの名前です。入力するデバイス名またはパーティション名は,作成済みのものでなければなりません。

デバイス名とパーティション名について,以下に説明します。


修飾子

/ALL

クライアントが接続していない場合でも,選択基準に該当するすべてのサービスを表示します。この修飾子を省略した場合には,クライアントが接続しているサービスだけが表示されます。

#1

$ INFOSERVER SHOW SESSIONS
 
 


 
  
 
  
HUDSON               [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: [ 1 Connection] 
1 service found. 

#2

$ INFOSERVER SHOW SESSIONS/ALL
 
 


 
  
 
  
HUDSON               [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: [ 1 Connection] 
 
BAFFIN               [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: 
 
FUNDY                [ODS-2]         _MOVERS$LDA1: 
3 services found. 

最初の例では,このコマンドはクライアント接続 HUDSON を持つサービスだけを表示しています。 2 番目の例では,このコマンドは,クライアントが接続されていないサービスも含め,すべてのセッションを表示しています。

SPAWN

プロセスを生成して DCL コマンドを実行します。コマンドを指定しなかった場合には,生成したプロセスにコマンド端末が接続されます。コマンドを指定した場合には,そのコマンドが実行され,コマンドが完了すると,制御が親プロセスに戻ります。

形式

SPAWN [DCL Command]



InfoServer> SPAWN DIRECTORY
 
 


 
  
 
  
   .
   .
   .
(output) 
   .
   .
   .

InfoServer>

このコマンドは,プロセスを生成して DCL コマンドの DIRECTORY を実行します。コマンドの実行が完了すると,制御が InfoServer プロセスに戻ります。

START SERVER

このコマンドは LASTport/Disk サーバを起動し,各種のサーバ特性とキャッシュ特性を設定します。

通常このコマンドは,SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.DAT のデータを使用して,SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.COM から実行されます。すべての変更は SYS$STARTUP:ESS$LAD_STARTUP.DAT ファイル内で行うことをお勧めします。

現在サービスが何も定義されていない場合には,START SERVER コマンドを会話型で使用して,修飾子を指定してサーバの設定を変更することもできます。


形式

START SERVER


修飾子

/BUFFER_SIZE=n

InfoServer のブロック・キャッシュは固定長バッファ (バケット とも呼ばれる) の配列として構成されます。 /BUFFER_SIZE 修飾子では各バケットのサイズを指定します (/CACHE 修飾子では,バケット数を指定します)。

このパラメータの数値は,3〜8 の範囲の整数値です。それぞれの整数値は,次のように,512 バイトのブロックを単位としたバケット・サイズを表わします。


   3 -   8 ブロック (デフォルト) 
   4 -  16 ブロック 
   5 -  32 ブロック 
   6 -  64 ブロック 
   7 - 128 ブロック 
   8 - 256 ブロック 

32 ブロックより大きなバケット・サイズは,多くの場合,適切ではありません。 OpenVMS クライアントでは,31 ブロックより大きな入出力要求を 31 ブロックのかたまりにセグメント化するため,デフォルトのバケット先読み動作では,ディスクに対する不要な入出力動作が発生するからです。

/CACHE = number-of-buckets (デフォルト = 512)

InfoServer のブロック・キャッシュは固定長バッファ (バケット とも呼ばれる) の配列として構成されます。 /CACHE 修飾子では,キャッシュのバケット数を指定します。 (/BUFFER_SIZE 修飾子では各バケットのサイズを指定します。)

16384 より大きな数を指定すると,性能に悪影響を与える可能性があります。必要な大きさのキャッシュを確保するためには,/BUFFER_SIZE 修飾子の値を増加させることを検討してください。

/MAXIMUM_SERVICES = maxservice (デフォルト = 256)

サーバの最大サービス数を設定します。これが同時に定義できるサービスの最大数になります。各サービス記述子はページングされないプールを消費します。ただし,未使用のサービス・スロットは 4 バイトしか消費しません。

最大の値は 1024 です。

/WRITE_QUOTA = n (デフォルト = 0)

サーバで許される同時非同期書き込みの数です。デフォルトの 0 は,すべての書き込み操作が同期して行われることを意味します。


$ InfoServer SHOW SERVER
 
 


 
  
 
  
Node BILBO [HP rx2600  (900MHz/1.5MB)] running OpenVMS XAR8-D2Y 
LASTport/Disk Server Version 1.2 
 
Max Services:        64        Write Quota:          0 
Cache Buckets:     2048        Cache Bucket Size:   32 blocks 
Cache Size:    33554432 bytes 
Hits:                 0        Hit Percentage:       0% 
Misses:               0 
 
Current Sessions:     0        Peak Sessions:        0 
 
                   Read             Write 
Requests:             0                 0 
Blocks:               0                 0 
Errors:               0                 0 
Aborted:              0                 0 
Conflicts:            0                 0 

$ InfoServer START SERVER/MAXIMUM_SERVICES=128/CACHE=2048/BUFF=5/WRITE=0


%INFOSRVR-I-STARTED, LASTport/Disk server started. 

$ InfoServer SHOW SERVER


Node BILBO [HP rx2600  (900MHz/1.5MB)] running OpenVMS XAR8-D2Y 
LASTport/Disk Server Version 1.2 
 
Max Services:    128        Write Quota:          0 
Cache Buckets:  2048        Cache Bucket Size:   32 blocks 
Cache Size: 33554432 bytes 
Hits:              0        Hit Percentage:       0% 
Misses:            0 
 
Current Sessions:  0        Peak Sessions:        0 
 
                Read             Write 
Requests:          0                 0 
Blocks:            0                 0 
Errors:            0                 0 
Aborted:           0                 0 
Conflicts:         0                 0 

この例の最初のコマンドは,サーバに関して現在の情報を表示します。 2 番目のコマンドは,サーバを起動し,そのサーバのサービスの最大数を増加させます。 3 番目のコマンドはサーバに関して新しい情報を表示します。この表示で,サービスの最大数が増加していることが分かります。


前へ 次へ 目次 索引