HP OpenVMS Systems Documentation |
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この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
ビット 0 およびビット 2 は, SPAWN コマンドや LIB$SPAWN ライブラリ・ルーチンを使用して作成したプロセスに対してシステムが生成するプロセス名の形式を制御します。このフラグは,以前のバージョンの OpenVMS の動作との互換性を保つためにあります。独自のプロセス名を指定することで,システムが生成する名前を使用しないことも可能である点に注意してください。
ビット 1 は,DCL が使用するトークン・サイズを制御します。
DCL_CTLFLAGS の各ビットの説明を次の表に示します。
| ビット | 説明 |
|---|---|
| ビット 0 | オフ (デフォルト) の場合,スポーンしたプロセスに対してシステムが生成するプロセス名の数値部分はランダムに生成されます。オンの場合,数値部分は 1 から始まる連続した数値となります。
連続した数値を生成するオプションは,バージョン 7.3-1 よりも前の OpenVMS との互換性のために提供されています。しかしオンにすると,次に使用可能なプロセス名を探すための処理で性能面でのコストが高くなります。シーケンス番号 1 から始まるすべてのプロセス名を作成し,使用されていないものを見つける必要があるためです。 ランダムな生成では,一度の生成で一意の名前が見つかる可能性が非常に高いため,この方法が推奨されます。 |
| ビット 1 | DCL が使用するトークン・サイズを制御します。オフ (デフォルト) の場合, DCL では従来のトークン・サイズが使用され,トークンの最大文字数は 255 文字です。このビットをオンにすると,拡張されたトークンが使用され,最大文字数は 4000 文字になります。
拡張トークンを有効にすると,255 文字を超えるファイル指定が可能になり,ファイル指定を解析するためにより大きな領域が必要となります。 |
| ビット 2 | オフ (デフォルト) の場合,スポーンしたプロセスに対してシステムが生成するプロセス名の数値部分の最大値は 65535 となります。オンの場合,名前の数値部分の最大は 255 となります。
最大値を 255 にするオプションは,バージョン 8.3 よりも前の OpenVMS との互換性のために提供されています。以前のバージョンでは,255 文字が唯一の選択肢でした。最大値を拡大することで,プロセスは一意のプロセス名を持つプロセスをより多くスポーンできるようになります。そのため,このビットをオフにすることをお勧めします。しかし,最大値が大きくなることでプロセス名の数値部分がさらに 2 文字増えるため,スポーンされたプロセス名をユーザが見て判別するのが困難になるおそれがあります。これが問題になるシステムでは,ビット 2 を設定することをお勧めします。 |
DEADLOCK_WAIT の値の単位は秒です。そのため,設定できる最小値は 1 秒です。 HP OpenVMS Version 8.3 からは, 1 秒以下のデッドロック待ち時間が設定可能です。設定するには,システム・サービス$SET_PROCESS_PROPERTIESW の項目コード $PPROP$C_DEADLOCK_WAIT を使用します。この設定を行うと,DEADLOCK_WAIT の値より優先されます。詳細は,『OpenVMS System Services Reference Manual』のシステム・サービス $SET_PROCESS_PROPERTIESW を参照してください。
このパラメータ値は,MAXQUEPRI 以下とします。
DEFQUEPRI は,ジョブの実行優先順位ではなく,相対的キュー・スケジューリング優先順位です。 |
| オプション | 説明 |
|---|---|
| 0 | $DELPRC での終了ハンドラの機能を無効にする。 |
| 4 | カーネル・モード終了ハンドラを実行する。 |
| 5 (省略時の設定) | エグゼクティブおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
| 6 | スーパバイザおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
| 7 | ユーザおよびさらに特権のあるモードの終了ハンドラを実行する。 |
各ビットの定義は次のとおりです。
| ビット | 定義 |
|---|---|
| 0 | 1 の場合は,新しい名前の作成を有効にする。 |
| 1 | 必ず 0 にする。このビットは弊社の使用のために予約されている。 |
| 2 | 1 の場合,複製されたデバイス・ユニット番号は,9999 の後で折り返される。 |
ポートの割り当てクラスについての詳細は,『OpenVMS Cluster システム』を参照してください。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
このパラメータは Alpha システムまたは I64 システムでは使用されていません。
この特殊パラメータは弊社が使用するものであり,予告なく変更される可能性があります。弊社からの依頼がある場合を除いて,このパラメータは変更しないでください。
DORMANTWAITの値を増やすと,優先順位が低いプロセスが,優先順位が高いプロセスが待っているロックまたは資源を保持している場合に,優先順位の低いプロセスが優先順位の高いプロセスをブロックする頻度が高くなることがあります。
DR_UNIT_BASE を使用して,一意な RAID デバイス番号を生成することができます。 DR デバイスは DR_UNIT_BASE の値から順に番号を付けられていきます。たとえば,DR_UNIT_BASE を 10 に設定すると,$1$DRA10,$1$DRA11 などのデバイス名が生成されます。
DR_UNIT_BASE を,同じ (ゼロ以外の) 割り当てクラスを共有するすべてのクラスタ・メンバで,適切な重なり合わない値に設定することにより, 2 つの RAID デバイスに同じ名前が与えられないようにすることができます。
DUMPSTYLE は 32 ビットのマスクであり,ビットは次のように定義されています。各ビットは個別に設定できます。システム・パラメータの値は,セットしたビットの値の合計です。他の値や未定義の値は,弊社が使用するために確保されています。
| ビット | マスク | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 0 | 00000001 | 0 = | 完全なダンプ (SYSGEN の省略時の設定)。物理メモリの内容全体がダンプ・ファイルに書き込まれる。 |
| 1 = | 選択的なダンプ。ディスク空間を節約しながら,ダンプ・ファイルを最大限に有効に利用できるように,メモリの内容を選択的にダンプ・ファイルに書き込む。 | ||
| 1 | 00000002 | 0 = | 最小コンソール出力。 |
| 1 = | 完全なコンソール出力 (スタック・ダンプ,レジスタの内容などを含む)。 | ||
| 2 | 00000004 | 0 = | システム・ディスクへのダンプ。 |
| 1 = | システム・ディスク (DOSD) を別のディスクにダンプする (詳細については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照)。 | ||
| 3 (Alpha および I64) 1 | 00000008 | 0 = | 圧縮しない。 |
| 1 = | 圧縮する (この後の注意を参照)。 | ||
| 4 (Alpha および I64) 2 | 00000010 | 0 = | 共用メモリをダンプする。 |
| 1 = | 共用メモリはダンプしない (この後の注意を参照)。 | ||
| 5 - 14 | 弊社が使用するために確保されている。 | ||
| 15 (VAX のみ) 3 | 00008000 | 0 = | ビット 16〜27 の使用を禁止する。 |
| 1 = | ビット 16〜27 の使用を許可する。 | ||
| 16 - 27 (VAX のみ) 2 | 0FFF0000 | DOSD ユニット番号の範囲。 | |
| 28 - 31 | 弊社が使用するために確保されている。 | ||
Alpha や I64 のシステム・ディスクでボリューム・シャドウイング・ミニマージ機能を有効にする計画がある場合は,必ず代替ディスクをDOSDとして指定してください。
Alpha システムと I64 システムでは,OpenVMS Alpha と OpenVMS I64 のダンプ圧縮機能を使用すると,システム・ディスクの容量を節約し,クラッシュが発生したときに,システム・メモリの記録時間を短縮できます。省略時の AUTOGEN による計算を無効にした場合を除き (MODPARAMS.DAT で DUMPSTYLE を設定することにより),AUTOGEN は次のアルゴリズムを使用します。
|
00000006 というマスクは,完全なコンソール出力とともに完全なダンプをシステム・ディスクから (別のディスクに) 送信するようにシステムに要求します。
VAX 7000 の場合,00098006 というマスクは,完全なコンソール出力とともに完全なダンプを,ユニット番号が 9 の DOSD に送信するようにシステムに要求します。
Alpha システムと I64 システムでは,00000009 というマスクは,最小コンソール出力とともに選択的なダンプを圧縮するように,システムに要求します。
ERLBUFFERPAG_S2 の値を大きくしたときには,AUTOGEN を実行するか,システム・ダンプ・ファイルとエラー・ログ・ダンプ・ファイルのサイズを手動で大きくしなければなりません。
ERRORLOGBUFF_S2 の値を大きくした場合には,AUTOGEN を実行するか,システム・ダンプ・ファイルとエラー・ログ・ダンプ・ファイルのサイズを手動で大きくしなければなりません。
OpenVMS バージョン 7.2 から,FAST_PATH は省略時の設定で許可になりました。バージョン 7.0 と 7.1 では,省略時の設定で FAST_PATH は禁止でした。
その他の情報については,FAST_PATH_PORTS を参照してください。
FAST_PATH_PORTS は 32 ビットのマスクであり,各 Fast Path ポート・ドライバに 1 つのビットを割り当てています。次の表でビットの値を示しています。
| ビットの値 | 説明 |
|---|---|
| 1 | 対応するドライバによってサービスが行われるポートへの Fast Path が無効になることを示す。 |
| 0 | 対応するドライバによってサービスが行われるポートへの Fast Path は無効にならないことを示す。 |
OpenVMS バージョン 7.3-1 から,具体的なビット位置の値は,次の表で説明する値になりました。
| ビット位置 | 説明 |
|---|---|
| 0 | PKQDRIVER (パラレル SCSI 用) の Fast Path を制御する。 |
| 1 | FGEDRIVER (Emulex LP7000,LP8000,LP9002,LP9802,LP10000 FibreChannel 用) の Fast Path を制御する。 |
| 2 | PKADRIVER (Adaptec AIC-78xx Ultra3 SCSI 用) の Fast Path を制御する。 |
| 3 | PEDRIVER (LAN 用) の Fast Path を制御する。 |
| 4 | PKRDRIVER (SMART Array 5300 用) の Fast Path を制御する。 |
| 5 | PKMDRIVER (LSI Logic LSI53C1030 SCSI ポート・ドライバ) の Fast Path を制御する。 |
| 6 | PGQDRIVER (Qlogic ISP23xx FibreChannel ポート・ドライバ) の Fast Path を制御する。 |
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